場所はリオデジャネイロ南東沖1500kmのところ。そのあたりは台地状になっていて、1000kmの長さが最大であるのではないかということだそうです。
その場所で見つかったのが、先述の花崗岩。この花崗岩は大陸を形成する地殻の一つなので軽いものらしく、海洋の中にはできないものとされます。さらにそのそばでは石英が見つかったそうで、この石英も大陸を形成する際に発生するものだそうなので、海洋で見つかるのはあり得ないとのことだそうです。
では、その大陸の痕跡のあった辺りは、プラトンも触れたという伝説の大陸アトランティスなのか・・・と言われると、実はその答えははっきりとノーと言わなければなりません。
というのも、この大陸の痕跡のあった辺りは、少なくとも5000万年前に沈んでしまったということなので、この頃は人類はまだ生まれてもいません(人類が生まれたのは約400万年前。アトランティス大陸が沈んだとされるのは約1万年前)。
恐らく、アフリカ大陸と南アメリカ大陸が分裂する過程で沈んでしまった(ないしは取り残された)か、かつて大きな島があり、それが地殻変動または海面上昇で沈んだ・・・というふうに考えられます。
しかしながら、こういった大陸の断片とも取れるものが発見されたということで、あながちアトランティス大陸というのが真っ赤なウソではないとも言えるわけで、夢が持てますよねぇ。
ちなみに、今回の調査では日本の深海探査艇のしんかい6000が活躍したとのこと。ここでも日本の先端技術(海洋探査)が役立ったのだと思うとうれしいですね。
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NHKでこのニュースを見た方、この作品の映像がこれでもかと出てましたよね(ニヤニヤ)。
恐らく、買えという意味のNHKのコマーシャルですよ(ギャハ)。

