これは、1964年に行われた東京オリンピックに関するもので、開催決定までのいきさつや開催が決まって開会までの出来事、そして東京オリンピックに賭けた選手達のドキュメントを取り上げたものです。
中でも、初日に放送された聖火リレーのいきさつ、特に聖火リレーを渇望していた沖縄(当時はアメリカの施政下)の人達のその日の話・国立競技場の聖火台にまつわる話や、今日放送された開催決定までのいきさつは涙なくして見られなかったですね。
この放送、来月に迫った東京招致が決まるIOC総会に向けて、国民への関心を高めようとする国威発揚的な臭いがプンプンしてならないんですけど(苦笑)、それを差し引いてもこれだけ東京オリンピックをやろうとする人々の思い、東京オリンピックを何としても成功させようとする人達の思いというのをひしひしと感じられる素晴らしいドキュメンタリーだと思って見ておりました。
これNHKオンデマンドで流してくれないのかねぇ・・・。そうじゃなくても、これ自身DVDとかで販売してくれんかなぁ。こんなにいいデキの番組だと思ってなかったので、録画なんてしてないよ(苦笑)。
そして、これを見るにつけ思う。当時録られたNHKで放送している東京オリンピックの開会式を全部見たいですね。ハイライトだけではなく、市川崑さんが作った「オリンピック東京大会 世紀の感動」ではなくね・・・。

