・・・というわけで、
キター!
ドコモからiPhoneキター!
ドコモからiPhoneキター!
発売から何年待った人がいたのでしょう。いよいよドコモからiPhoneシリーズが発売されることになりました。まだどのiPhoneが出るのかわかりませんが、恐らく現地で9/10に発表される新機種(iPhone5SともiPhone6とも言われる機種)ないしは、iPhone5Cと言われる廉価版ではないかと思われます。
ドコモがiPhoneに乗り気ではなかった理由は色々と言われていました。
一番に恐れていたのは、iモードビジネスが崩壊してしまうのではないか(そのため、iモードを標準装備できることを販売での絶対条件にしていたとも言われている)という点で、とどのつまり、ドコモの通信網の土管化を嫌がったとも言えるわけです。アップルが「そこをどかんか」と言ってるのに、ドコモサイドが「土管化するからどかん」という禅問答を繰り返していた・・・あ、シャレがつまらん。そこは関係ないでしょ(泣)。
この他にも、契約者数が減ったからとか、様々な制約(売り場を全体の1/3作ってほしいとか専門の販売員を複数人用意しろ、専用ページを作れなど)が嫌だったとか、ロイヤリティで折り合いが付かない等々色々あったんだと思います。とはいえ、幾数多の障害を乗り越え、やっとドコモから販売になったわけですから、ドコモサイドの意気込みは相当なもの、ともすれば鼻息が荒いのがわかるほど施策を打ってくるでしょう。
さて、このことで既に発売しているソフトバンクやauの対応。
一番懸念されるのが、わが世の春を謳歌したソフトバンクに冬の時代がやって来るのではないかという点でしょう。
ドコモでの販売で、最も影響を受けるのはソフトバンクに違いないと思っています。その一番の理由はエリア面。やっとプラチナバンドを手に入れたとはいえ、全体のエリアから見た場合完全ではないと思われます。そうなると、エリア面での不満を持っていたユーザーがMNPを利用してドコモに流出・・・なんてことも考えられます。そうなると、純増数が大幅に減って一気にカオス状態、最悪の場合は草刈り場の危機に陥ることもあるでしょう。ソフトバンクがiPhone一辺倒に近い売り方をしているので、販売方針の転換がどこまで上手くいくかで、状況が変わるのではないかと思います。
auに関しても、エリア面の不満は大きいとされています。ただ、ソフトバンクの場合と比べて、薄く広がっていることが幸いして、大きな流出はないと思われます。ただ、ソフトバンクとauの純増数が単純に目減りした場合、auは3大キャリアの最後尾を排することになりかねません。挽回策として、エリアの充実とauのオリジナルコンテンツをどこまで組み込めるかが課題になってくるでしょう(その布石として、iOSでLISMOが使えるようになっている)。
ドコモがiPhone販売を開始するということで、ケータイの戦国時代が再びやって来るのは間違いないでしょう。今後は各キャリアの細やかなサービスの結果で増減が決まるだけに、各キャリアうかうかできない日々が続くのでしょうね。

