最近何かと終電延長しようという事態が増えています。
例えば、東京の東京メトロ・都営地下鉄に関しては終電という概念をなくして終夜運転(24時間営業)をしようとしているし、大阪の市営地下鉄は既に終電延長を行っています(最大30分)。
夜が早いと言われている名古屋でも、地下鉄の終電を30分だけでも延長しようと画策しているようで、12/20・12/27に試験施行される運びとなっています。こうなった背景は、夜が早いと言われている名古屋でも夜遅くまで都心部に過ごす人が多くなり、乗車率も忘年会時期に差し掛かる12月の場合、154%になるとのこと(平日は80~90%ほど)。そのために週末だけでも・・・というふうになったわけです。
今回施行されるのは、東山線という名古屋の都心の一つ栄を中心に東西に伸びる路線で、中継地点にもう一つの都心である名駅があり、両起終点は住宅街にあるため、名古屋の地下鉄では最も人の乗る路線でもあります。この東山線の終電、現在は東の終点藤が丘駅を23:51発、西の終点高畑駅を23:55発になっています。ただし、これらは完走するわけではなく、少し前にある駅(藤が丘発は岩塚、高畑発は星ヶ丘まで)で終着になります。これを完走させる形にし、時間も藤が丘駅を24:15、高畑駅を24:20に発車させるというふうにするわけです。
現状は週末だけで行うとのことですが、好評なら本格的な延長も考慮されることになるでしょう。人件費の問題や深夜バスの兼ね合いもあるので、実現までのハードルは高いと思いますが、夜の早い名古屋に一石を投じられるきっかけになれば、名古屋の活性化にも繋がるだけに、何とか上手くいってほしいし、20時以降の増発のきっかけになればと思います。