
和歌山ラーメンとは、ご当地ラーメンの一つで、今回紹介するラーメンを作った井出商店は、新横浜ラーメン博物館で臨時出店した際、893杯売り上げたという伝説を築き上げたこともある有名店です。
基本的に味は豚骨醤油(豚骨を煮込んだ後、醤油で味を調える方式。逆に醤油で豚骨を煮込み、その後豚骨を出して炊き込むという方式もある)で、花型のナルト(かまぼこ)を乗せているのが特徴です。
その豚骨でじっくり煮込んだ後、醤油で味付けする方式にもかかわらず、どちらかというと、和歌山ラーメンでは多数派の醤油の風味の利いた味になっていますね。まぁ、調整で入れている醤油の量が多いからとも考えられますが、思った以上に豚骨の風味はないんですよ。豚骨のドロっとしたスープにはなっているものの、豚骨が苦手な人でも美味しく頂けるのではないかと思います。
具材に関しては、チャーシューが甘めの味付けになっていて美味い。モモ肉の部分を使うことが多いとのことですけど、柔らかいし味が染みてるし言うことなしですね。ナルトもいいアクセントになっています。
麺に関しては細麺で、スープとの絡み具合も悪くないかなと。ややモチモチとしているふうですね。麺に関しては店によって千差万別の部分があるとのことなので、柔らかいところとか堅いところとかもあるんでしょうね。
こってりしたものが欲しい人には少々肩透かし気味。ただ、醤油味が好きな人には少し濃いめの風味に感じられると思います。ちょっと違った醤油味のラーメンが食べたい人にオススメです。

