「このライトノベルがすごい!」でもトップ20内に入り、2014年版ではトップ10に入っている作品だそうです。また、作中の内容(どうやら、中国共産党の一党支配を崩壊することを連想させかねない描写があったこと)が気に入らなかったようで、中国政府がこの作品の中国語版の刊行を中止するように要請したこともあるそうです。
あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。
数々のオンラインゲームで常にトップの成績を収め続け、時にはチートを使っても勝つことのできない凄腕プレイヤー『 』(くうはく。通称で呼ばれる)。その正体は、とある家に住む空(そら)と白(しろ)の義理の兄妹による共同プレイだった。実は2人共いわゆる引きこもりのゲーム廃人(兄は無職・コミュニケーション障害を持ち、妹は不登校・いじめられっ子で対人恐怖症を持つ)で、今住んでいる世界に関しては『クソゲー』と吐き捨てるほどであった。
ある日、『 』宛てにメールが届く。その主は彼らに「生まれてくる世界を間違えたと感じたことはないか」とけしかけ、チェスゲームを挑んでくる。苦しみながらもこれに勝った『 』は、メールの主によって盤上の世界ディスボードに召喚されてしまう。
その世界はメールの主であるテトが絶対神として治める世界で、彼が定めた十の盟約によって特殊な勝負が行われていた。そんな不思議な世界で『 』はどういった行動を起こしていくのだろうか・・・。
というふう。
まず感じたのは、この2人の引きこもり度はすごいけど、どうやって養われてるんだと(苦笑)。しかしプレイの実力は半端ない面とかもきっちりと描写されていましたね。また兄の観察力の鋭さ・妹の先見の鋭さも光ってました。そのあたりもきちんと描写されていたと思います。
ただ、もう少し作中の世界の内容がわかればいいんですけど、2回に分けてやるふうなのかなとも。それだけ情報量の多い作品なので仕方ないのかもしれません。ただ何とかわかりやすく持っていくことはできなかったのかと見ておりました。
それでも今後どう転ぶかが期待させてくれる作品ではあります。
放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。

