2014年08月13日

どっちも大人気ない

地方議員の不祥事が何かと話題になってますが、今回のその一つとして数えられるのでしょうね。


大阪府議員である大阪維新の会(以下維新の会)所属の山本景議員は、女子中学生との間で起こったLINE上のトラブルが原因で除弾処分を下されました

この事件の経緯は、昨年(2013年)10月に地元の祭りで知り合った中学生とLINEのグループを作成したものの、山本府議がそのグループから男子を排除し、女子ばかりになったそうです。そのことで相手から中傷の言葉を浴びかつグループから外される結果となり、そのことに怒った山本議員が恐喝とも取れる言葉(「絶対許さない」・「校長に連絡する」など)を記載したそうです。
LINEのトラブルの件が維新の会の中で公になったのが昨年12月。女子中学生の両親から交野(かたの)市教育委員会を通じて市長に届けられ、その際は維新の会が山本府議に対し厳重注意処分に処すというふうでした。ただし、この件は山本府議本人は口頭注意のみで、それが厳重注意処分だとは思っていなかったと話しています。そして、8/11に綱紀委員会に掛けられ、最も重い除団(除名)処分となりました。
しかし、山本府議は丸坊主になるなど反省の意思は示しているのと、昨年12月の厳重注意処分は受けた覚えがないのに、一気に除団処分は重過ぎると主張し、不服申し立てを行うこととなりました。


はっきり言って、山本府議は下心があると思われるような行動を取っているわけですし、死ねとかキモいとか言われてることに対して恐喝とも取られかねない対応をするのは、正直大人気ないですわね。もう少し冷静になって、毅然とした大人としての対応(そもそも女子中学生を狙い撃ちにしようと思っている時点で無理なんだろうけど)をしなければならなかったのではないのでしょうか。

これを返す維新の会も維新の会で、昨今の地方議員の不祥事に恐れをなしているのか、一気に厳しい処分を下すのもどうかと思うんですね。
厳重注意処分にしたとされる昨年12月の件は、きちんと文書にして山本府議に手渡したうえで処分したのでしょうか。山本府議が「身に覚えがない」と言っていることを考えると、口頭でなあなあで済ませたのではないのでしょうか。もしよくあるトラブルと同じように考え、おざなりな対応を厳重注意処分にすり替えたのであれば、維新の会のモラルも問うべきでしょうね。


今回の件は、一発除団は重過ぎると個人的には思っています。この場で公にした際に厳重注意にしたらいいわけで。しかも維新の会代表である橋下徹代表もおかしいと言っています(ただ、そもそも論で、何で最終処分者が代表じゃないのか、代表がその話を知らないのはおかしいのじゃないのかと)。ゆえに、組織も個人も本当にきちんとやっているのかしらと首をかしげたくなりますね。有権者は茶番だってわかるようなことをしたらすぐ離れますよ。


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Posted by alexey_calvanov at 18:05│Comments(0)TrackBack(0) 真面目なモノ 

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