以前にも書いた通り、今期は関東圏のみでの放送が多く、地方に住む人はBS・CS・配信のいずれか頼りになりました。この地方というのは、これまでは三大都市圏以外の地方を指していましたが、今期では東海3県(中京圏)、状況によっては関西圏も含めて指すケースも出ております。
今回のような事態というのは非常に憂うべきことで、必ずしも関東圏のように柔軟に対応できるネットワーク(放送局)があるわけではないことを製作会社および原作を取り扱うパブリッシャーの方々は認識して頂きたいと思います。もし予算関連で厳しいのであれば、アニメ業界の先細りを意味し、今後の作品の扱い方をもう少し丁重にすべきなのではないのでしょうか。あまりに原作を掘り起こし過ぎ、資源枯渇に陥った末の結果ならばなおさらです。
さて、秋の新アニメ記念すべき1作目は、KADOKAWA・メディアファクトリーの月刊誌である月刊コミックフラッパーで連載中の「デンキ街の本屋さん」です。
舞台が秋葉原をモデルにしているからなのか、原作がマイナーゆえなのか、関東圏のみの放送になりました。同じ電気街・同じとらのあな(原作に出てくる店舗「うまのほね」のモデルになっている)の支店を持つ名古屋や大阪で放送されないのはいささか不服ではあります。
あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。
日本のどこかにあるデンキ街の一角にあるお店「うまのほね」。一般的な書物(コミックや雑誌など)だけでなく同人誌も扱うデンキ街を象徴する店でもあった。
そこで働く若者達とその店に訪れる人達の日常を描いた青春群像劇でもあり、ラブコメディでもある。
というふう。
原作は全くのノーマークで、時間帯的にはなかなか見辛いところではあったものの、第1回のあった今週は見られる余裕があったので、見ることに。
・・・いや、面白いわ。登場人物は多いんだけれども、個性が強く区別が付けやすいですね。特に主人公扱いの海雄と先生の仲が気になりますね。作者とそのファンという間柄ですが、何か今後いい関係になるのかなと。もう一つのカップル候補腐ガールとソムリエの関係も見逃せませんね。
このようにラブコメ色は強めですが、そんなに嫌味じゃないのがいいところ。
作品のテンポもいいし、同人やアニメ・コミックに詳しい人ならあるあるとうなずくこともあったのではないのでしょうか。
次回以降、何とかして時間を作ろうっと。
放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。

