せっかくだから、バリューセットや昼マックにもう一品・・・というふうに考えて、チキンマックナゲットをチョイスしようと考えている人もいることでしょう。しかし、この『復活の日』を狙っていたのか、チキンマックナゲットから新たな火種が起こったのです。
青森県三沢市でチキンマックナゲットを3パック買った男性客の中からビニール状のものが出てきたというのです。当然ながら、マックサイドは男性客に謝罪し購入代金を返金。同時に同じ日に工場で出荷されたチキンマックナゲット全品を回収するとしたのです。
ただ、この騒動は大みそかにも東京都内の店であったということなので、なぜその際に回収を始めなかったのか疑問ですね。仮にマックフライポテトがSサイズしかなかったこともあって売る物がないという危機的状況を避けたいと考えていたのなら、食の安全というのをマックはいかに考えているんでしょうかと言いたくはなります。
で、このチキンマックナゲットは、2014年7月に中国の工場で起こった事件をきっかけに全てタイ産に切り替えたと報じられました。この際、タイの3工場で生産されていることも明らかになりましたけれども、舌の根の乾かぬうちに起こったわけです。しかもかなり徹底管理された工場で起こったというのですから、信頼も揺らぎかねない印象を持ってしまいましたね。本当にきちんとやっていたのかと。VTRにまで撮影して公開までしていたというのに・・・。
ここ最近マクドナルドは2ケタでのマイナス成長が続いているということなので、今回の一件がまた更なる負のスパイラルを引き起こすことにならないか心配ではあります。
「無くてもいい」と言い切るのはたやすいことではありますが、本当に無くなった時にまた食べたいと思ってもないわけですから、そうならないためにも、マクドナルドは今一度お客が望む食の安全と信頼を考えるべき時に差し掛かっているのではないのでしょうか。

