昨日(4/5)、FC岐阜はセレッソ大阪(以下C大阪)と対戦しました。
C大阪は元々はヤンマーディーゼル(現在のヤンマー)のサッカー部が母体となって1993年に結成されたチームで、1995年にJ1に昇格します。ただ、J1には中位~下位にさまようことが多く、これまでに2度J2入りしたことがあります(2002年と2007年)。しかし、2002年に落ちた時には1年で、2007年の時には3年で昇格を決め、実力はあるチームではあります。
ただ昨シーズンに関して言えば、選手と監督・フロントとが上手くかみ合わなかったばかりか、主力のケガで戦力がガタ落ちし、3度目の降格となりました。この際、主力が抜けチーム力が落ちるのではないかと言われましたけれども、ほとんどが残ったばかりか、名古屋グランパスに在籍していた玉田選手を獲得するなどJ2の中にいても強化を重ね、即J1を合言葉にまい進しています。
その証拠に、元日本代表の山口選手をはじめ、元ウルグアイ代表のフォルラン選手、元ドイツ代表のカカウ選手、そして韓国代表のキム・ジョンヒョン選手などそうそうたるメンバーがいるタレントチームでもあります。
そして、こちらがC大阪のいるアウェー席。
密集応援と呼んでいい応援体制を採っているところで、実際はかなり広がっていたのをギュッと縮めて濃縮しているというふう。
実際、観客動員数は8139人だったのですが、その半分はC大阪のサポーターじゃなかったのかというくらい多かったです。ホントは天気が良ければ1万は確実に行っただろうなぁと。数少ないかき入れ時がこうも雨だと何とも言えないわけです。
そんなどしゃ降りのような状況が現在の岐阜。
さすがにサポーターたちも怒り心頭になり、「俺達は共に闘う。漢を見せてくれ」という横断幕を出されるまでに。
というのも、ここに至るまでに伏線があり、前回のホーム金沢戦で完敗の後、アウェーの大分戦でも6-2と惨敗する有様。さすがにサポーターも大分戦で大ブーイングとなり、ラモス監督ともめる事態になったそうな。翌日の練習でもラモス監督とサポーターとが論戦を交わすこととなり、その結果があの横断幕というわけです。
今回の相手は分が悪すぎるとはいえ、過去に京都サンガや松本山雅を倒した経緯もあります。仮に倒せなくても一矢を報いたいところです。
ところで、今回関市のホームタウンデーということで、うなぎ食える・・・と意気込んだのですが、既にもう売り切れとか言ってやがった(泣)。確か去年もそんな流れだよ!ダメだよ、こんな人気カードにそれぶつけちゃ・・・。というわけで、来年またこれが食えるのか不安でなりませんけど、まぁ来年紹介できれば。
ちなみに、ちらりと他の人を買ったものを見たのですが、プラスチックパックにご飯が詰められ、その上にうなぎが2切れ乗ったものの模様。
試合に関しては、雨の降っている非常に酷い環境ながらも、予想していた以上に大健闘。昨年のホームで行われた大分戦の反省を十分に生かしたように、積極的に前に前に出る戦術を採ってきました。前半だけ見れば、パス回しで繋ぐC大阪を翻弄していました。
しかし後半21分、キーパーの太田岳史選手が飛び出した隙にフォルラン選手がごっつぁんゴールを決めてしまってからは少々狂いが出ることになり、後半37分にはボールのわずかなはずみの変わった瞬間にカカウ選手がループシュートに切り替え追加点。コーナーキックなどセットプレーの多かった岐阜でしたが、なす術無く試合終了。0-2と完敗でした。まぁ実力の差がありすぎましたね。相手が1枚も2枚も上手でした。
でも、積極的に前に出ようとするプレーや最後までボールに執着するあたりは、これまでの試合では見られなかったものでした。活路は見出せたと思います。この動きができれば、サポーターも納得はしたでしょう。
でも負けたことには変わりありません。これで4連敗となり、昨年終盤の連敗癖が早くも今シーズン初めに出てしまっているふうです。
さて、水・土の連戦はこれで一旦終了。この後は4/11のアウェーの東京V戦が控えています。
ラモス監督就任時からは『お客さん』扱いのチームですけれども、この日は「甘城ブリリアントパーク」とのコラボ試合。こういった試合では確か相手負けてないんですよねぇ・・・。一抹の不安を残しつつ、次回こそは勝てるものと信じております。
その後はホームで迎える4/19の栃木SC戦です。栃木は相性がよろしくないようなので、できれば東京Vで勝ちを決め、栃木粉砕といきたいところです。