この頃、イオングループのCMでよく流れているのは、イオングループが手掛ける「奄美生まれ 生本まぐろ」。トップバリュのグリーンアイ(安心・安全をモットーにしたブランド)とセレクト(こだわりの最上質ブランド)として売られ、年間3500匹限定販売になるとのこと。
このまぐろは、いわゆる畜養まぐろと言われるもので、普通は卵を産む親魚か稚魚の段階で捕獲したものを育て出荷するところを、卵を採る親魚も養殖で育て上げたものを使用しています。つまり、最初だけは捕獲しなければならないものの、その後は最初に得た卵から育てた成魚を親魚にして子を養い、その子から親魚を育て上げ・・・を繰り返していくのです。
その養殖まぐろを育てる際にも、こだわりを持った、かつ環境に配慮したえさを使用し、出荷の際も1匹ずつ釣り上げて2分以内に生け〆を行う徹底ぶりです。このあたりは、こちらで確認して下さい(笑)。
今回はイオングループになったダイエーで「トップバリュ グリーンアイ 奄美生まれ 生本まぐろ」を買ってきました。
・・・本来ですと、ものすごく高い(そりゃそうだ、上記のようなやり方をすれば、コストは高く付く)。でも、清水の舞台から飛び降りるような気持ちで買ってきた。だって 半 額 だったもの(ギャハ)。
ちなみに、上は赤身、下は大トロです。まぁ、極端だけどわかりやすいからね。
上記の写真の通り、短冊だったので自分で切ったわけですわ。
・・・自分で切るのは緊張するべ(ニヤニヤ)。正直身がグズグズじゃなかったからよかった。
その味はというと、赤身は思っていた以上にしっかりしていながらも柔らかく、まぐろの旨味とコクはありましたね。ただ少し違うのは、同じ完全養殖である「近大まぐろ」と違い、赤身でもトロのような味がするというふうではなく、ちゃんと赤身の風味が生きてるんですね。これは養殖場所が広く取られていて、きちんと運動させているという意味なんでしょうね。
そしてトロは、口に入れたら名前の通り。脂もものすごく乗っていて、これはたまらんちん。トップバリュの製品だなんて、言われなければわかりませんわ(苦笑)。もし、ちょっと脂っこいなと思ったら、赤身と一緒に食べれば、いい塩梅になると思います。
先述の通り、3500匹限定なのと現在売られているものは7月上旬で一旦終了(再開は11月から)なので、まだ食べたことのない方は、高いけれども十分その価値はあると思いますよ。