前回の「櫻子さんの足元には死体が埋まっている」同様、ライトノベルではない小説が原作になりました。作者自身はミステリー作家として大成している方でもあり、今回のこのシリーズもその色がメインになっています。しかしながら、青春群像劇や恋愛モノといった要素も多分に含まれており、様々なジャンル向けに薦められる作品のようです。
あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。
中学まではバレーボールで青春を謳歌していた主人公。しかし、毎日バレー部での活動漬けになったことに嫌気が差し、あることで吹奏楽の演奏を見たことで、高校に入学したら華麗で乙女なキュートガールになるべく吹奏楽を始めようと決意。実際、祖母から買ってもらったフルートを片手に、吹奏楽部に入部するのだった。
ところが、そこには憧れを抱くことになる顧問の先生と主人公の幼馴染みがいたのだった。しかも吹奏楽部は廃部寸前。かつ様々な難題が吹奏楽部に舞い込み、波乱の予感。
というふう。
この作品は、P.A.WORKSの作品にしては珍しく淡々と事が運ばれていったなと思った矢先の終盤、幼馴染からの衝撃の告白に皆驚かれたことでしょう(汗)。いやぁ、そんなオチ誰も期待してなかった(苦笑)。というより、全てそれが持って行ってしまったよ。一体何ごとなのかはここでは書かないでおきますが、すごかったですわ。
でも、そのあたりの話は、物語のメインにはならずに、あくまで吹奏楽部に起こる難題を主人公と幼馴染みが解決するという流れになっていくものと思います。そうだとすると、奇をてらうよりも、盛り上がりのある展開を描いてほしいと思います。ちょっと初回にしては力不足のように感じましたわ。去年手掛けた「SHIROBAKO」があまりにもよかっただけに、少々心配です。
放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。

