この作品は、「マブラヴ トータルイクリプス」と同じスピンオフ作品で、同作品や「マブラヴ」より少し前を描いた物になっています。この「シュヴァルツェスマーケン」は昨年の年末にゲーム化されているので、その作品の宣伝も兼ねたものになっているものと思われます。
あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。
1983年、異星生命体BETAが東から襲来。ドイツ民主共和国(東ドイツ)は祖国防衛とこれ以上の西侵阻止のため、絶望的とも言える防衛戦を強いられていた。
その中で、別名「黒の宣言(シュヴァルツェスマーケン)」と呼ばれる第666戦術機中隊は、BETA撃退数は最多を誇りながらも、味方の支援要請を顧みない、動けない味方は即刻殺すことから、「死神中隊」・「選別中隊」とも揶揄される立ち位置だった。また東ドイツ国内では、軍以外に国家保安省(シュタージ)が率いる秘密警察が横行し、事実上国内を統制していることから、軍内でも疑心暗鬼に陥るほどであった。
主人公は、シュタージに親や妹を殺され、彼らにおびえながら任務を遂行する日々を送っていた。
そんなある日、孤立する戦術機を発見する。その中にはドイツ連邦共和国(西ドイツ)の女性軍人が乗車していた。しかし彼女は、東ドイツへの亡命を申請し、シュヴァルツマーケンに入隊すると申し出たのだ。時に幻想的に東西の融和を訴える彼女に主人公は翻弄されながらも、厳しくなる戦況と国内の統制に立ち向かっていくことになる。
というふう。
前作にあたる「マブラヴ トータルイクリプス」もそうですが、今作もスプラッタ&スプラッタな作品になっております。まぁ、前とは違って直接的な描写(もちろんはっきりとは見せなかった)は少なくなりましたけど、明らかに殺すとわかるシーンは多かったように感じます。そして、今作では敵は味方の中にもいると思わせる描写もあり、事態がかなり深刻なこともわかります。
人物は多かったものの、とにかくBETAとシュタージは厄介な存在になりかねないということははっきりとわかり、初めての人でも飲み込みやすい展開になっていると思いました。あとは、とっちらけにならないように、話を飛ばさないことだけを心がければいいのではと思います。
放送局と放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。

