リオデジャネイロオリンピックでフェンシング個人フルーレに出場していた太田雄貴選手が引退の意向を表明しました。
太田選手は日本時間の今日行われた2回戦でブラジルのギリェルミ・トウド選手と戦ったものの、相手選手の戦術にハマってリードを奪われる格好になり、かつ地元選手ということで大声援にも支えられ、15-13で敗戦してしまいました。
これまで北京で個人銀、ロンドンで団体銀と活躍。一旦競技生活を離れ、東京オリンピック招致活動のために働いていたものの、そこでオリンピックへの意欲が沸き、競技生活に復帰。リオで金を取るために練習を重ねていました。
正直相手が悪かった。地元の選手だったこともあり、声援がすごかった。太田選手の一挙手一投足でブーイングされているようなものですから、本来のポテンシャルを発揮できなかったと言っても、私は納得できると思います。しかし、それを言い訳にせずにきっぱりと辞めると言ったのですから、最後までスポーツマンだったんだなと。
これをきっかけに、フェンシングという競技に脚光を浴びるようになりました。太田選手は、これから彼を見てきた人達を育てるために頑張ってほしいと思います。彼らを未来の、東京オリンピックに出られる選手に育てるために。
太田選手お疲れ様でした。