サッカーJ1の名古屋グランパスは新潟で行われたアルビレックス新潟との試合で、川又堅碁選手の1点を守り切って0-1と逃げ切り、実に19試合ぶりの勝利を勝ち取りました。勝ち点は23と残留圏にいるヴァンフォーレ甲府と新潟との差は4あるものの、残り6試合のうち相手の中で残留を賭けるチーム(アビスパ福岡・湘南ベルマーレ)を残し、強いと思われるチームはガンバ大阪くらいなので、五分五分位だったのが、残留ブーストを発動できるのではないのかというレベルにまで達したのではないかと個人的に思えるほどです。
試合はまさに田中マルクス闘莉王(トゥーリオ)選手の復帰戦を色濃くしたものになっていました。試合全体に言えるのは、名前にある通り、闘う(戦う)姿勢(闘争心)を見せていたことでしょうか。イエローカードをもらっても常に1点を奪う姿勢を持ち続けたことは、今後の名古屋残留のために必須事項となることでしょう。
あとは、遅いと言われながらも小倉隆史元監督を事実上解任したことで、チーム内の急速な変化をもたらすことができたのではないかと思います。ボシュコ・ジュロブスキー監督による戦術の立て直しも功を奏していると思います。
果たして、不死鳥のように名古屋は残留に向けて甦るのか。キーパーソンとなる田中選手がどこまで頑張れるかに掛かっているのではないかと思います。