プロ野球、クライマックスシリーズ・パ第5戦が今日行われ、北海道日本ハムファイターズが福岡ソフトバンクホークスを7-4で逆転勝ちし、4年ぶり7度目の日本シリーズ進出を決めました。
序盤はソフトバンクの勢いが止まらず、4点差に付けられていたものの、2回裏の中田翔選手のソロホームランが反撃ののろしになり、その後杉谷拳士選手のタイムリー(3回裏)、岡大海(ひろみ)選手のタイムリー(4回裏)で差を縮め、中島卓也選手のスクイズ(4回裏)という『奇襲』も成功し、早い段階で逆転。5回裏には近藤健介選手のタイムリーも飛び出し、差を広げていきました。
投手陣は、先発の加藤貴之選手が粘れなかったものの、その後を引き継いだバース・谷元圭介・宮西尚生の3選手が見事に立て直します。
そして最後は、何と大谷翔平選手。DHを外しての登場になりました。
すると、いきなり165km/hの日本新記録をマーク。これを4球投げているのですから、末恐ろしい。それ以外にも151km/hのフォーク(個人的にはSFF(スプリット・フィンガー・ファストボール)だと思う)、145km/hのスライダーなど、もはや規格外。おかしいとしか思えなくなってきた、ファンなのに(苦笑)。
日本ハムは最後になって、やっと溜めたランナーを返せるようになってきた感があります。これまで幾度となくランナーを溜めチャンスを掴んできても、同じように幾度も潰してきてしまっているほど、打線の繋がりが悪いというのかチャンスに弱いというのか何とも言えない状態になっておりました。これを機に、打線が繋がりを持ってくれればと思います。
そして、大谷選手に良くも悪くも頼り過ぎているきらいがあるなと思っています。悪いことではないのでしょうけど、彼の好不調で勝ち負けが決まるのはあまりにもお粗末な展開になりかねない。できることなら、全員でチャンスを確実にものにする、15連勝した時のような繋がりを見せてほしいですね。
しかし、ソフトバンクは強かった。最後まで気の抜けない相手でした。来年も必ずAクラス、優勝を狙ってくるチームであることは間違いないので、徹底的に対策を練るしかないと思います。
最後に、日本ハムの皆様、日本シリーズ進出おめでとうございます。若手中心の広島東洋カープは、勢いが付くと手が付けられないので、早いうちに手を打ちたいものです。全員で一丸となるプレーを心掛けていって下さい。