2016年10月24日

クオリティアップという名の言い訳

とかく、アニメやゲーム作品においては、「クオリティアップのために延期します」・「納期スケジュールの遅れで延期します」という文言がよく踊ります
最近では、アニメになりますが、「ろんぐらいだぁす!」の第3話、「ブレイブウィッチーズ」の第4話がそれにあたります。


かねてから思っていますけれども、この「クオリティアップのため延期」云々というのは、製作者側の単なる言い訳でしかないと思います。ちゃんとスケジュール管理が行われていないことを示唆するものであり、無理していることを知ってか知らずかで組んでいるようにしか感じられないのです。なぜもっと余裕を持って管理しないのかという目さえ向けてしまいそうです。

だからと言って、作画崩壊したアニメやバグだらけのゲームを出せとは言っていません。繰り返しになりますが、なぜきちんと管理してクオリティを維持しながら納品日を守れないのでしょうか
一般的に納品日を守れないと取引先から信頼を失いかねません1日2日くらいなら大目に見てもらえるかもしれませんけれども、何日も遅れるようならば、最悪の場合契約を打ち切られてもおかしくないです。特にトヨタ系のメーカーは無茶と言えるほどの納期を守らざるを得ないほどなのにです。
もちろん、クリエイターの身体を守ることも大事です。先述のメーカーの場合は、納期厳守で身体がおかしくなってしまうでしょう。しかし、かなり厳しい納期に設定されている場合を除けば、基本的に制作会社は納期を守るべきだし、仮にそのスケジュールで無理ならば、NOと声を上げなければならないはずです。それで他の業者に取られるのが怖くて引き受けるのならば、そんな恐喝的な納期を設定する業者を法で裁くべきなのではとも思えてならんのです。


依頼する業者は、余裕を持ったスケジュールで注文し、制作会社は同じようにして納期を守るクリエイターはきちんと納期でできるかどうかを周囲に申し上げるべき体制を作るべきではないのでしょうか。


そして、視聴者も「クオリティアップのための延期」になることを仕方ないと受け流すのではなく、厳しい納期を生み出す体制に批判を出すべきです。それが制作会社側なのか、依頼業者なのかをはっきりさせられれば、批判を向けやすくなるのではないかとも思います。


最後に、どうか「クオリティアップのための延期」を言い訳にしないで下さい私達もそれを擁護しないように目線を向け直さないといけないでしょう。


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Posted by alexey_calvanov at 22:45│Comments(0)TrackBack(0) アニメ・コミック | ゲーム系

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