北海道日本ハムファイターズの陽岱鋼(だいかん)選手がフリーエージェント(FA)宣言をしました。
正直、前からFA宣言するとみられていただけに驚きは無かったものの、途中途中で残留する・やっぱりFAするんじゃないかと二転三転していただけに、もしかしたら・・・という淡い思いはありました。
今年の陽選手は、特に守備面で要所要所で素晴らしい活躍を見せ、中でもクライマックスシリーズのセンターフライをキャッチしたあの場面は、15連勝と共に今年の日本ハムを端的に象徴しているものだと思います(ボールに背を向けて距離を測り、その後振り向いてキャッチするのは、かなりのテクニックと実力が必要なプレー)。
それゆえに、FA宣言するということは、基本的に日本ハムに残留できないことを意味するので、来年その姿が見えないことは非常に寂しいですね。本当に残ってほしかった・・・。
とはいえ、若手中心のチームに陽選手は残ることに違和感を覚えている中、今後出場できなくなれば、選手としての生活もままならなくなるのも事実。だったらば、レギュラーを獲得できそうなチームへの移籍は当然の流れではあるんですよね。
そうなると、気になるのは移籍先。外野が穴になるチームは確実に欲しいでしょう。
現状糸井嘉男選手がFA宣言すると言われているオリックスバファローズ、外野の守備と攻撃力に課題がある東北楽天ゴールデンイーグルスや阪神タイガースは獲得に動くでしょうし、陽選手が最初から行きたがっていた福岡ソフトバンクホークスも獲得に乗り出すかもしれません。個人的には中日ドラゴンズも動くのではないかと思っていたのですが、大島洋平・平田良介両選手が残留したので、恐らく無くなったでしょう。巨人や横浜DeNAベイスターズも・・・と思っているのですが、供給過剰な状況なので難しいかなと。
陽選手には感謝しかないですね。できれば引退まで日本ハムに残ってほしかったけれども、球団の扱いに不満があるとも言われていたので、出ていくのは仕方ないとも思っています。本当に日本ハムの黄金期を支えて下さってありがとうございました。新天地に行っても必ずレギュラーを取ってほしいです。出ていったら使えなかったと揶揄されるようなことが無いように願っております。
ただ、これでグラブをかぶってセンターに集まるシーンに写ってた選手(新庄剛志さん・森本稀哲さん・稲葉篤紀さん・糸井選手)はほとんど日本ハムからいなくなった(たぶん残るのは中田翔選手だけのはず)と思うと、時代の流れを感じてしまう。これほど悲しいことはないですわ。