このアタリショックをきっかけに、アタリはアーケード分野のアタリ(アタリゲームズ)とコンシューマー・PCのアタリに分割。
前者のアタリは、特徴のあるゲームをいくつか作り出したものの、子会社のテンゲンと任天堂との間で巻き起こったテトリス訴訟に敗れ、再度傾き、タイムワーナー傘下に入ったことで、アタリの名が一旦消滅します。ところが、その後ピンボール会社を経て、大手ゲームソフトメーカーのミッドウェイに買収されたことで、アタリの名が復活したものの、2000年にはアタリブランドの活用を停止、2009年にはミッドウェイ倒産に伴い、タイムワーナーに戻ってきます。
一方後者のアタリは、PCを発売したり、コンシューマーハードを展開したりなど様々な方向に展開しています。
日本でも販売されたハードとして、1989年に発売した携帯ゲーム機のアタリ・リンクスと1994年に発売した据え置き機のアタリ・ジャガーがあります。しかし、双方散々な結果になったのは言うまでもありません。
その後は、いくつかの会社を経て、フランスにある会社のインフォグラムに買い取られ、会社名をアタリに変えて今に至ります。
そのアタリが、約四半世紀ぶりに新ハード開発に動いたとのことです。
新ハードの名前は、「ataribox(アタリボックス)」。サイトと動画を公開したのですが、詳細は全く不明。見た目は往年の「アタリ2600」のような木目調のハードになっています。まだ詳細が出ていないので、何とも言えないものの、PCベースになるということらしいので、Windowsのゲームのような高性能なゲームが楽しめるのかなとも。
ただ、マイクロソフトのXBOXシリーズのような感じになれるのかと言うと、難しいだろうね。アタリを知っている世代も、今やおじいちゃんメインだし(苦笑)。
まぁ、ここは詳細が出るまで待つことにしましょう。東京ゲームショウとかで出すのかね(ニヤニヤ)?

