毎年キャッチーというのか、センシティブな部分を突いてくるACジャパンのCM。様々な媒体で展開され、特にテレビやラジオの場合、いわゆる穴埋め枠に使われるのですが、結構グッとくるものを持っています。同時にあまりにも突き進み過ぎて、怖いCMの代表格として挙げられるケースもありますね。
そんなACジャパンのCM、毎年7月に更新になるのですけど、今年のCM(全国キャンペーン)「苦情殺到!桃太郎」は博報堂中部支社が担当とのこと。題材はネットモラルで、有名な昔話「桃太郎」のおばあさんが川で選択していた時に見つけた桃を拾い上げるシーンにいちゃもんを付ける(いわゆる炎上する)というものです。敢えて、いちゃもんと書いていますが、ネット時代になり、ちょっとしたことでもクレームを付けたがる・・・ということを揶揄したすごいCMだなと思っております。本当に私も含め、言い過ぎていませんか、と身に摘まされます。
当然、裁かれるべきものは裁かれないといけないです。ただ、その線引きが曖昧かつ自分目線になっていませんかというわけですね。何でもない普通のことでも、歴史的事実でも、色々文句を垂れる人が多くなってきましたから。
そんなCMの動画とラジオCMの音声は、こちらでご覧頂けます。
ちなみに、一番最初に新聞広告で見たのですが、ニコ動みたいだと思ったのは内緒だ。
ももたろう(日本傑作絵本シリーズ)