2018年02月16日

鉄道ICカードだってまとめられたんだ

ゲーム業界だってできないことはないんじゃないの・・・という無言のプレッシャーにさいなまれたんでしょうか。遂にゲーム業界も重い腰を上げました


アーケードゲームで大手のバンダイナムコエンターテインメント、セガ・インタラクティブ、コナミアミューズメントの3社は、これまで別々だったユーザー認証用のICカードの規格を統一化することで合意しました。
このICカードは、プレイヤーのデータ(ハイスコアや勝敗といった成績やキャラカスタマイズなど)をデータ化して管理しているもので、少なくとも2000年代前半から仕様化されていたと思います。恐らくですが、ネットゲームがアーケードで席巻した頃に歩調を合わせて普及したんじゃないかなと。そう、コナミアミューズメントから展開されている「クイズマジックアカデミー」や「麻雀格闘(ファイト)倶楽部」などですね。
ただ、このICカードの仕様は、独自性が発揮されていたのと、他社間の交流がなかったこともあり、普及はすれど統一されることはなかったんですね。開発に多大な費用が掛かっているのも大きな理由でしょうし、企業秘密も絡んでくるでしょうからね。またセガのように、コンシューマーハード(ドリームキャスト)時代の記録媒体の絡みで、カード化されていなかったこともありました。

大きく統一に舵を切った理由は、これも推測ですが、アーケードゲームの頭打ちにあるのではと思っています。
ゲームセンターは各社の筐体が置かれています。なのに、カードが統一化されていないばかりに、毎度毎度その会社のカードを懐から出してログインするというのは非常に面倒。ええと、これはセガの、これはコナミの、これはバンナムの・・・なんてやってたら、プレイ時間が削られてしまう。その間に1回分のインカムを稼ぎ損なうかもしれません。


今回3社が統一(実は、セガとバンダイナムコエンターテインメントはカードの統一化を図っているので、コナミがこの流れに合流するとも取れる)することで、他の会社もその流れに乗ろうとする動きも出てくるかもしれません。
ただ今回の一件で問題になってくるのは、カードの後継先をどうするかでしょう。3社共通のカードを作って、それを専用の機械でコピーするのか。スマホアプリで管理する形にするのか。はたまた今手持ちのカードに移す形になるのか。まだ詳細な発表がありません。煩わしい思いをするのはユーザーなので、できる限りわかりやすく優しい方法で移行を進めてもらいたいものです。


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Posted by alexey_calvanov at 22:33│Comments(0) ゲーム系 

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