原作をあまり知らない場合、アニメの公式サイトなどを見て情報を収集することがあるんですけど、アニメの公式サイトは、一種独特の雰囲気を醸し出していて、この作品大丈夫なんかと心配になってしまいましたよ。お下げ髪の謎の人物が超怖い(爆)。
あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。
主人公は中学生の少女だが、学校だけでなく家にも居場所のない不幸な子であった。
学校に行けば、クラスメイトからの執拗ないじめに遭い、家に帰ったら父親からのネグレクトと兄からの虐待に遭う有様で、そのことから、彼女は常日頃からどうやって死ねば楽なのかを考えてしまうほど追い詰められていた。
ある時、執拗ないじめと虐待で精神的にボロボロだった彼女は、「魔法少女サイト」という不思議なサイトに繋がっているパソコンを目撃する。画面の主は彼女を魔法少女にしようと言ったものの、あまりの不気味さにシャットダウンを施したものの、翌日下駄箱には拳銃型のステッキが入っていた。
その日の帰り、いじめがエスカレートし、クラスメイトと素行の悪い先輩に性的暴行を加えらえれそうになるが、不意に持っていた拳銃型ステッキを彼らに向けて撃ってしまう。すると、彼らは電車の走る線路の前に瞬間移動し、肉塊と化す。この瞬間、彼女は魔法少女としての生活を送り始めるのだが・・・。
というふう。
いやぁ、1話だけ見てても、主人公の周りの出てくるヤツ出てくるヤツがホントに人間としてクズ。どうしようもないヤツ等ばかりで、反吐が出そうなのよね。いじめているクラスメイトもさることながら、性的暴行を加えようとしていた先輩と主人公の兄が本当に酷い。特に兄は表向きはいい人ぶってるけど、父親でさえ見下しているという真性のクズ。まぁ、この子にしてこの親(父親が該当する)ありの状況だったから、仕方ないのかもしれないけどね・・・。唯一母親だけが自分の産んだ子なのでしょうから、気に掛けてはいるものの、ネグレクトしている父親の権力が絶大なのか言い出せないんでしょうね。あとはクラスメイトの一人で、主人公のことを見ていられなかった先輩格の魔法少女くらいが味方というふうなのかな(あと主人公のことを気に掛けてくれる男子がいるらしい)。
魔法少女になっても、自分が酷い目に遭っていても自分のしでかしたことに反省と後悔をしているあたり、結構優しい面を持っているものの、彼女の遭っている状況は、そうなって当然なんだよね。むしろ代償を払わないといけないのがおかしいとさえ思えるのですが、それでも代償を払わないといけないのは、そうは問屋が卸さないんだよということを示唆しているようにも。
事態が少し複雑で、キャラの全体像が見えていないものの、話としてはなかなか面白い。あとは同じ代償を支払う作品の代表格「魔法少女まどか☆マギカ」とどう違うのかを見いだせるかがポイントになってくるでしょう。
放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。

