先日、大宮アルディージャ×FC岐阜を観に行くために、埼玉県にやって来ました。
前にも書きましたが、埼玉県には途中の休憩で降りたか乗り換えで降りたかくらいしかなく、しっかりと巡るのは初めてなんですよ。だからこそ、どんなところなんだろうな、噂の通り、『だ埼玉』とか毒電波発しているとかややこしいところじゃないよな・・・とか思ったりしたわけですわ(汗)。
そんな埼玉遠征は波乱の幕開けで。
出発の日、名古屋は猛烈な雨に見舞われまして。バス乗り場に着いてからバスに乗ろうかと思った時には、激しい雨に。まるで車を洗うかのような激しさで、路面に水が溜まってしまい、足がびしょ濡れ(泣)。結局さいたま新都心に着いてから、帰るまで傘の出番はほとんど無し。お荷物になりましたとさ(大泣)。よう忘れんで持って帰れたわ・・・。
写真は、さいたま新都心駅にあった歓迎幕。この駅はさいたまスーパーアリーナがある駅なんですね。
夜行バスは、このさいたま新都心駅か大宮駅がメインになっているようです。名古屋から埼玉へ行けるバスは結構少ないんですよ。今回は群馬に向かう日本中央バスで行きましたけど、着いたのは朝4時過ぎ(汗)。どこも開いてないばかりか、大宮方面の始発もまだ運行していない(滝汗)。
仕方ないので、最初の目的地を朝早くに行ける場所にしようと思い立ち、大宮方面の始発が来るのをしばし待つ。
朝5時過ぎに始発が来て、大宮駅でさらに待つことに。そこで待ち時間を利用して軽く食べておこうと思って、足柄サービスエリアで買ってきた「のっぽパン」を頂くことに。
右が「クリーム味」でサッカーJ3のアスルクラロ沼津仕様のもの。左は「はちみつみかん味」で「ラブライブ!サンシャイン!!」仕様のもの・・・って、オイラ、さいたま市で大宮アルディージャの試合を観に来たんだよね(苦笑)?
いやぁ、どっちも美味しかったよ。
クリームの方は、バターの風味と砂糖甘さが際立った美味しさで、誰が食べても美味いという味でしょう。パンの香ばしさが意外なテイストになったなぁ。
はちみつみかんは、みかんの酸味がマーマレードのような感じになって、これもいいね。
どちらも静岡県(しかも基本東部)限定ですが、「はちみつみかん味」は通販でも手に入ります(ただし「ラブライブ!サンシャイン!!」のコラボ商品として複数本の購入必至)。アスルクラロ沼津仕様のものはホントに沼津市周辺でしか手に入らないと思うので、かなりレアだと思います。
やっと電車が来たと思いながら、埼京線で川越駅まで乗り、そこから東武東上線に乗り換え、上福岡駅にやって来た。
ここでもまた1時間ほど待つ。仕方ないもの、開くのが午前7時からだもの。と思ってたら、もう6時から駅前のスーパー(東武ストア)が開いてた(ギャハ)。名古屋じゃ中々考えられない営業時間だわ。7時はあったけどね・・・。
そこで買って来たものは、後日紹介。とりあえずスーパーで時間を潰せたのはよかったのかな。
午前7時を過ぎ、やって来たのは、ふじみ野市にある「讃岐うどん 條辺」という店。
ご存じの方はご存じだと思いますが、この店は元巨人の條辺剛さんが運営しているうどん屋です。彼自身は徳島県出身ですけど、水野雄仁さんからの誘いでうどん作りの修業を宮崎県で始め、その後夫婦で讃岐うどん作りと経営のノウハウを学び、2008年オープンしています。戦力外になった選手の成功例としてよく挙げられるのでしょうけど、相当苦労してやってきたものと思いますよ。
今回頼んだのは、ひやもりうどん。そこに大根おろしを付けました。写真に写す前に枝豆コロッケ食っちゃった(笑)。
実のところ、噂にたがわぬ美味さでした。
麺のコシは素晴らしいし、つゆは魚の風味を感じられる醤油系のものになっていますね。うどんと実に合います。そこに大根おろしを入れれば、ほんのわずかにある魚の臭みが苦手な人も感じずに食べられそうだなと。ただ、滅茶苦茶多いのよね(苦笑)。たぶんかけうどん用なのかなと。
ここはホント何でも美味いんじゃないかなと感じる。開店前には誰もお客がいなかったのに、開店したら結構なお客の入り。ああ、これは地元の人が知ってるんだな、ここが美味いことを感じずにはいられなかったね。
次回、6/2のカマタマーレ讃岐戦で、讃岐のサポーターは地元を思い馳せる意味でもここは寄ってほしい。地元のうどんとどっちが美味いかって思いながらね。ちなみに、高松市の「うどんのなかにし」で修業したそうだよ。
まだまだ時間はたっぷりあるということで、川越駅で途中下車。
小江戸川越というくらい、昔の街並みが残っているというので、行ってみることに。
写真は「時の鐘」と言われる、小江戸川越のシンボル。
江戸時代初期に建設されたものでながら、何度か消失の憂き目に遭っています。しかし、何度も再建され、現在のものは明治27(1895)年に再建されたものだそうです。なお、平成8(1997)年に「残したい日本の音風景百選」に選ばれています。
まだ時間が早かったのか、あまり見どころがわからず、すぐ帰ることに(汗)。再び大宮駅に戻って来ました。
大宮駅にあるのは、「小りすのトトちゃん」。
元々、大宮市の名物としてリスを飼おうとなり、市民の森にリス舎を建設したりしていたそうで、その流れで、大宮市市制50周年を記念して、この像のモデルとなった絵を地元在住の絵本作家に描いてもらったのだそうな。その後1994年に建立されたものが、この像です。
その後2001年に大宮・浦和・与野の3市が合併してさいたま市となったのですが、今も彼は大宮駅に立ち続けています。サッカーの大宮アルディージャのアルディージャはスペイン語のリスの意味であるアルディーヤから来ています。
ちなみに、この像があるのは東口。私が向かったのは西口だったりする(苦笑)。東口は大宮公園のある方向なのね。
大宮駅西口のバスターミナルから西武バス(22ないしは23系統)に乗り、三橋六丁目のバス停を降りてすぐ。埼玉県で有名なうどん店の一つ、藤店(ふじたな)うどんにやって来ました。
ここの目的は、ただ一つ、「肉汁うどん」。埼玉県のうどんの中ではポピュラーなメニューだそうです。
この店、午前10時開店で、そんなに遅く行かなかった(10時20分位だったかと)のに、もう混んでる。少し待ってから入れるようになりました。恐らくもう1・2時間ずれてたら、大分待たされることになっただろうなぁ・・・。
味は、今回食べてきたうどんの中で一番の美味しさ。
豚肉の甘みと旨味、うどんのコシ、ねぎの甘味、つゆの甘辛の味わいが全てにおいてバランスよし。どれが無くなっても美味しさが薄まってしまうんだろうなと。もちろん、「きのこ汁うどん」とか「ざるうどん」とかあって、それも美味しいんだろうけど、全ての味わいが楽しめるこのうどんを食べずして、他のうどんは食えないだろうと大口を叩きたくなるくらいに、これを薦めたい。一回バスや車に乗ってでも来て食えと言いたくなる味です。
ただし、車でお越しの方は、川越方面から来る時、大宮市街方面に帰る時は右折禁止(ルールではそうなっていないものの、交通渋滞が激しくなっていることから、警察の指導が来ているため)になっています。行きの時は一旦大宮市街方面に回り込んで入りましょう。帰る時は川越方面に走ってから大回りで帰りましょう。
次回はマニア垂涎のあの博物館とやじろべえのマークでお馴染みのあのうどんを頂いてきたよ。