この時、午前7時。名古屋から来るときは午前6時半くらいに着くので、神戸からの場合は遅く出るのに着くのも遅いというわけか。しかし、この遅く着いたことが大きく響くのだ。
ここから電車で門司港駅まで行き、そこからバスで関門トンネルの人道口まで行く予定なのですが・・・。
門司港駅に着いたら、既に午前7時半になろうとしている時刻。実は、もうバスが出ていたのだ(7:21だったと思う)。名古屋から行って小倉駅経由で向かっていたら、恐らく間に合ったのだろうと思う。そう思うと、アクセスが悪い・・・。あまつさえ、このバスが1時間に1本しかない。門司港レトロ鉄道は観光列車なので、アクセスとしては期待できない(しかも始発は午前10時)。そうなると、次のバスまで1時間待つことに・・・。
そんなバカなことやってられるか!というわけで、歩き決定(泣)。門司港駅から関門トンネル人道口のある和布刈(めかり)公園までおよそ2km。暑くはないものの、容赦なく日差しは照り付ける中、歩くのだった。
途中コンビニが2件あったので寄って買い物をしているのだけど、それはまた後日紹介。

見える向こう側は山口県。そう、壇ノ浦のそばにやって来たのだ。

この伝説は、命からがら逃げてきた平家の落人が沸き水を飲むと、一杯目は真水だったものの、二杯目は海水になったというもの。
実際見たら、岩が積んであるだけで水はもう沸いていないようです。ただ、伝承が残っているということは、確実に何かあったんだろうなと。
ちなみに、「平家の一杯水」の伝承は、山口県下関市にある神社が有名です。こちらは海水がかぶりそうなところに社を建てているのですけど、有名な割には、あまり知っている人は少ないらしい・・・。

ここからエレベーターで下に降ります。なお、徒歩無料、自転車・軽車両の持ち込みは20円掛かります。また軽車両はエンジンを切って引いて渡ることになっています。自転車も乗らずに引いて渡ります。


こちらは門司側。多くの人達が往来していました。ジョギングをしている人も。
ちなみに、この道は車は走っていないものの、国道として認定されている道です(国道2号線)。この珍しい国道は青森県にある階段国道(国道473号線)と共に非常に有名かつレアです。

ここは日本でも珍しい県境が書かれた場所で、写真スポットにもなっています。




建物の作りはよく似ているね。
さぁ、山口県にやって来たぞ!そして、トンネルを出ると、そこは歴史の舞台だった・・・!

