千葉県市原市のゼットエーオリプリスタジアムで行われていた全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2018は、今日最終日を迎え、2日目(11/23)にJFL昇格を決めていた鈴鹿アンリミテッドFCと今日の試合でその鈴鹿に勝った松江シティFCがJFLに昇格することになりました。
個人的な前評価では、鈴鹿に関しては今年もダメだろうと思っていましたが、予選から決勝戦の間によく立て直したなと。
鈴鹿は初日に予選では引き分けになったJ.FC MIYAZAKIで勝てたのが大きかったんでしょうね。ここで波に乗って、次の試合では地元リーグのライバルであるFC刈谷にも勝てたのではと思います。2日目までの成績なら、本当にぶっちぎりで昇格を掴んだのです。
しかし、上には上がいた。天皇杯でV・ファーレン長崎に敗れた以外、リーグ戦とカップ戦(全国社会人サッカー選手権と全国地域サッカーチャンピオンズリーグ)では負け無しだったチームに最終日に鈴鹿は負けた。その負かしたチームが松江だったのです。
実際のプレーを見たわけではないので、詳細はわかりません。ただ、ぶっちぎりでここまで来たというのは、プレッシャーの中でもやれるという点で、大きな自信になったことでしょう。来年は全国の猛者と戦うので、今年のように上手くはいかないでしょうけど、今年得た経験が、きっと来年生きてくるものと思っています。
ちなみに、今回決勝に上がってきた4チーム中3チームがJリーグの無い県からの出場。今回昇格を果たした鈴鹿は、一昨年ヴィアティン三重というチームがJFLに上がってはいるものの、Jリーグチームは存在していないし、三重自身まだJ3ライセンスが取得できていません。鈴鹿もライセンス問題と運営問題で悩まされることになるのでしょうけど、あとは地域の広がりだけ。そして白熱した三重とのダービーマッチを行う中で、J3ライセンスを掴めるようになって来ればと思います。
そして松江は、JリーグはおろかJFLも無かった県。島根県では史上初のJFLチームになります。J3ライセンスも競技場の改修が進めば問題ないレベルなので、現在のNPO法人が株式会社化するなどの細かい条件がクリアできれば、すぐにでもJ3に参入できるかもしれません。ただ、先程も書いたように、全国の猛者は甘くないです。すぐに落ちる可能性だってあります。とにかく戦力を整えて、全国の猛者に対抗できるようになってほしいです。
最後に、鈴鹿・松江のJFL昇格本当におめでとうございます。来年是非とも大暴れしてほしいです。