では、順位を見てみましょう。
19位 町 田(40) -21
20位 鹿児島(40) -31
--- 降 格 圏 ---
21位 栃 木(37) -21
22位 岐 阜(30) -41 ★
先程も書いた通り、岐阜は甲府に負けたので、J3降格が決定。次節勝っても21位になれないからです。
一方で21位になるか否かで争われる残留争いですが、FC町田ゼルビアはホームで迎えた柏レイソルの猛攻を食い止められず、J2優勝とJ1復帰両方を見せつけられる屈辱的な試合となりました。
鹿児島ユナイテッドFCは、上位だった水戸ホーリーホックをホームで撃退。水戸は終盤で貴重な勝ち点を取りこぼしたことはJ1初昇格に向けて非常に痛くなりましたが、鹿児島は終盤に来てギアを上げてきています。やはり10/30のあの決戦がターニングポイントになったんだろうなぁ・・・(泣)。
栃木はアウェイ2連戦の1戦目V・ファーレン長崎戦を勝利。実は栃木は長崎とはホーム・アウェイ通じて一度も勝ったことのない相手だったんです。この大一番で勝てたことは、栃木にとって奇跡の残留に向けて大きな一歩になったでしょう。これはアルビレックス新潟戦の死闘を制したのが大きいのでしょうね。田代雅也選手ェ・・・(大泣)。
もう最終節のみになったので、11/24の結果の仮定だけ抑えておきましょう(左から勝ち・引き分け・負けの場合の勝ち点)。
町 田 43 41 40
鹿児島 43 41 40
栃 木 40 38 37
町田・鹿児島は引き分け以上で残留確定になりますけれども、負けの場合、得失点差がモノを言う展開になってきます。
栃木は勝つしか道はない。しかも相手の得失点差で順位が19位にジャンプアップできるのです。
栃木が1点以上入れて勝てば、得失点差-20より上になり、鹿児島・町田を抜いて19位になれます。しかもところてん式に町田が20位、鹿児島が21位に落ちるため、鹿児島がJ3降格(仮)となります。
ゆえに、町田は鹿児島が負ければ負けても残留、鹿児島は負け以外ならOK、栃木は勝ち以外J3降格(仮)になります。これだけ見れば、町田がやや優勢ですね。
その気になる相手は・・・(青がホーム、赤がアウェイ)。
町 田 : 山 形
鹿児島 : 福 岡
栃 木 : 千 葉
実は、全てアウェイなので、ホームの声援を受けられない中で厳しい戦いを強いられるのです。そんな中で、栃木だけがホームから最も近い千葉で行えるので、一番動員を見込めるでしょう。
その次は鹿児島でしょう。福岡までは新幹線でも飛行機でもアクセスのいいところなので、大勢押し掛けると思います。
町田は山形(しかも天童市)なので、アクセス面で不利になりそう。そんな中でも大勢のサポーターが押し寄せられるか。サイバーエージェントの運営に色々な思いのある中、サポーターが一致団結できるか試されていると思います。
最終節は、14時にキックオフ。試合終了時刻はほぼ同じになると思うので、インターネットの盛んな今、試合終了直後には結果を知って歓喜になるか阿鼻叫喚となるのかわかることでしょう。まだ藤枝という希望があるので、少し気持ちを穏やかに見られるのでしょうけど・・・。

