この作品、「迷い猫オーバーラン!」などを手掛けた松智洋さんが書いたものなのですが、2016年に死去したため、長らく絶筆となっていました。ところが、彼が代表を務めていた会社によって引き継がれ、去年8月から再起動しているそうです。そして、今回それに合わせてというのか、アニメ化がなされています。期待している人も多いと思うので、是非とも期待に副(そ)うものとなってほしいものです。
あらすじはこう(以下PCはイタリック体で表記)。
主人公は、偉大なる奇術師にあこがれ、住み込みで弟子になることを願い出るために、彼の家に訪れる。そこには、主人公を心から待ちわびた女の子がいた。その子は子供の時に主人公に助けられた経緯があり、主人公をとても慕っていたのだ。
念願の再開を果たした主人公と女の子。ところが、2人の話が噛み合わない。そして、痛烈な真実を知る。何と、女の子が同性だと思っていた主人公は、実は男の子だったのだ。極度の男の子コンプレックスな女の子は、主人公に強烈な敵視を浴びせ、家から出て行くように促すものの、女の子の住み込みの人達や妹からは歓迎を受け、遂には住み込みとして働くことになった。
というふう。
まぁ、この作品はベタと言えばベタ。
何かしらのコンプレックスを抱え、主人公に嫌悪感を持っている中で、他の住人は大歓迎。それどころか、メイドのような世話役(年上のお姉さん的な存在)は食え無いヤツながらも主人公には信頼を寄せているといった、キャラの濃さは他の作品にも引けを取らないとも。個人的には、このメイドのキャラセンスが好きでしたね。何かしでかしそう(ニヤニヤ)。総じて、キャラは面白いし、主人公の好かれ具合は異常(笑)。
この作品は、どうも行方不明の母親が残した道具を回収することが大きな目的のようなので、今回の顔見せ回で全てを評価するのは危険かなと。いい感じで終わっているものの、アクションシーン次第で評価はコロっと変わるかもしれませんなぁ・・・。
放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。

