2020年02月15日

【魚ぎょギョ】さらば鮮魚列車【ダイヤ改正】

日本では、その昔行商という人達が産地から都会まで魚や野菜などを売っていました。スーパーが無かった時代には、とても貴重な購入ルートとして重宝されたそうです。
その人達が乗る電車が、行商専用列車と言われるもので、原則行商人(会員証のようなものを持っている人)しか乗ることができませんかつては日本のそこかしこで見られたそうですが、時代の流れで次第に廃止になり、今残っているのは、近鉄が運行している鮮魚列車のみとなりました。
近鉄の運航している鮮魚列車は、上りが宇治山田、下りが大阪上本町・大阪上本町~松坂まで運行している行商専用列車で、鮮魚を取り扱うという特殊性(鮮魚の発する臭いで魚臭いという苦情に配慮するため)から、組合員だけしか乗れない列車になっていました。日曜・祝日を除いて運行され、早朝と夕方各1本(上りが早朝、下りが夕方)のみとなっています。
しかし、その鮮魚列車も、漁業組合の会員数の減少・モータリゼーション・道路網の発展に伴い、次第に利用者数が減り、車両の老朽化に伴って維持が難しくなったこともあり、3/14のダイヤ改正をきっかけに廃止が決まったそうです。


乗ることはできなくとも、一度見てみたいと思う列車ではあります。ただ、早朝や夕方という条件がネックで、ダイヤにも掲載されていないため、なかなかチャンスが無いんですよねぇ・・・。ただ、今回の件で、是非行かないとと思いましたよ。行商専用列車としては最後の列車になるものですから・・・。


行商専用列車としての運行は、3/13で終了となりますが、鮮魚列車としての運行そのものは無くならないようです。今後は鮮魚を扱う車両を1両接続し、そこに乗って頂くという形になるそうです。もうしばらくは鮮魚運行の火は消えなさそうです。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ

Posted by alexey_calvanov at 23:05│Comments(0) etc 

コメントする

名前
 
  絵文字