2020年03月31日

【セガ】ウソのようなホントの話【復活】

・・・って書き方をすると、一度潰れたんかいとか言われそうですが、正確には社名として復活となります。ちょっとややこしいので、少し長くなりますけど状況説明をば。


セガの創業は1951年、サービスゲームズジャパンからになります。そして1960年にサービスゲームズジャパンは分社化し、日本娯楽物産と日本機械製造となります。このうち前者が今のセガゲームスのルーツになります。というのも、1964年に日本機械製造と合併しているからだと考えられます。
そして、1965年にローゼン・エンタープライゼスとの合併に伴い、セガ・エンタープライゼスになります。ちなみに、セガは『SEGA』と書きますが、これは『SErvice GAmes』の大文字部分を採って付けられたものなのです。つまり、『サービスゲームズ・エンタープライゼス』というのが正確な名前だったわけです。

アーケード産業を中心に展開していたセガ・エンタープライゼスは、1983年にCSKの傘下に入り、翌年からコンシューマー部門を展開します。任天堂やソニー・コンピュータエンタテインメント(現在のソニー・インタラクティブエンタテインメント)の台頭に苦戦しながらも着実にシェアを伸ばし、コアなファンを引き付けていったのは、言わずもがな。

2000年に創業50周年を見据えた積極的な展開として、ソフト開発を分社化・アミューズメント施設運営部門を5つに分社化してセガと名前を変えます。これが初代セガになるのです。
しかし、1998年に販売したドリームキャストの不振によってセガが窮地に陥りますアーケード機器の自社生産を終了しただけでなく、2001年にはリバイバルプランの一環としてドリームキャストを最後にコンシューマーの自社制作を終了することになりました。これはセガが倒産の危機に直面したからだとされています。この危機を乗り越えられたのは、CSKグループにいたためとも言われ、創業者であるセガの会長だった大川功さんのポケットマネーで生き延びたのです。

それでもセガの運営は苦しく、一度は分社化したアミューズメント施設運営部門も再び一本化し、子会社を設立するに至っています。そして、2003年にサミーとの経営統合が発表され、CSKグループから半ば強制的に切り離される格好となった中で、2004年にはサミーの子会社となり、セガサミーホールディングスとなります。その中に組み込まれたセガも2012年にネットワーク・アプリ部門などの一部業務を一旦分社化した後、2015年にその会社へ吸い取られる格好で消滅し、現在あるセガゲームスになります。
そして着実に再建を果たしたセガゲームスは、2015年に設立したアミューズメント関連の会社であるセガ・インタラクティブを吸収合併する形で、4/1にセガを復活させるのです。かつてのセガ・エンタープライゼスを思い起こさせるように・・・。


・・・あー長かった(ギャハ)。


まぁ、外に翻弄された会社というのか、自分達で自滅して翻弄しているというのか、とにかく波乱万丈な会社だったんだね・・・。ともかく、セガという名称が復活したのは、うれしい限りでしょう。


その記念で作られた動画のゲストが、せが四郎こと藤岡真威人さんではなく、江頭2:50さん。何でエガちゃんなんだよ(ニヤニヤ)。
そのエガちゃんは、唯我独尊でエールを送っておりました。しかし、潰れるなよって思い切ったこと言いやがったな(苦笑)。あと、セガ合併がわかってなかった(笑)。


もうすぐ創業70年。セガの源流になっている日本娯楽物産に分社化(今のセガは、こちらを創業としている)されてから60年になります。今後もセガらしくエッジの利いた商品を作り出してほしいですね。何せ社是が『創造は生命』ですから。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ

Posted by alexey_calvanov at 23:23│Comments(0) ゲーム系 

コメントする

名前
 
  絵文字