新アニメの放送も、新型コロナウイルスの影響で作品延期が出ております。今後もその影響で延期になる可能性は少なくないでしょう。楽しみにしていた人には残念だとは思いますが、中止になったわけではないので、しばらく待ちましょう。
さて、記念すべき1回目は、講談社から刊行されている月刊少年マガジンで連載しているマンガが原作の「かくしごと」です。このタイトルは『描く仕事』と『隠し事』のダブルミーニングになっているとのこと。また、作者は「化物語」や「さよなら絶望先生」でお馴染みの久米田康治さんなので、ファンの方は否が応でも期待するのではないかと思います。
あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。
主人公は、少し下品な漫画を描いている漫画家。彼には娘がおり、現在小学4年生。
しかし、彼女が産まれた時に、自身の描いた下品な漫画を連呼されたのがトラウマになり、そんな漫画を描いていることで娘に嫌われるのではないかと危惧した彼は、今まで自身が漫画家であることは伝えていないし、伝えるつもりもない。むしろ知られないようにしなければとヒヤヒヤものだ。
そんな彼の行動をあざ笑うかのように、ある時、担当編集者が間違えて自宅を訪れてしまうのだが・・・。
というふう。
最初、良くも悪くもシャフト(アニメ制作会社)だなと思ったら、今回はシャフトじゃないのね(苦笑)。あのコミカルなノリが好きな人なら大丈夫だと思います。ただ、過去に見てきているものに似ていると思う部分と『過剰な表現』は抑え気味なので、マンネリと食傷にさいなまれてしまうんですね。面白くはないんだけど、つまらないというわけではない。つまりは平坦に見えるんです。ヤマがない。もしくはあるんだろうけど見え辛い。
必死に娘に自身の仕事のことは隠しているように見えるけど、勘のいい子ならわかってしまうだろうね。娘がアホな子というのか都合のいい展開に見えるのが気になりましたね。
もう一度繰り返しますが、面白くないけどつまらないわけではない。こんな状態でブレイクスルーができないと、結局面白くないというふうに見られてしまうでしょう。初っ端で現代(娘が18歳になった状態で、父親の借りていたマンガのストックが置かれた倉庫に向かっている)の状況が映されたのですけど、うだうだと父と子の『隠し事』で時間を費やすよりも、『描く仕事』の父親としての苦悩をもっと見せるようにした方がいいと思うのですが・・・。
放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。
♪TVアニメ「かくしごと」イメージアルバム feat.君は天然色
大瀧詠一さんのオリジナル版も含めた7曲の♪君は天然色が収録されています。

