そこで、今テレビで再放送している作品を中心にやっていこうと思います。評判がよければ、しばらく続けていこうかなと。ネタ切れの時の救済にもなるし(ニヤニヤ)。
で、いつくらいまでかなんですが、おおよそ2000年までと思っています。ほぼイコール20世紀の作品になりますね。あとは深夜アニメも基本的に評論していきません。まぁ、そんなにないんですけど(苦笑)。たいてい夕方やゴールデンタイムに放送していたのがメインですし、プライムタイムで放送していたのさえ珍しかったのに・・・。
というわけで、1回目は以前にも紹介した「未来少年コナン」です。現在「キングダム」が放送休止に追い込まれたので、再放送を始めていますけど、テレビ愛知で再放送中だったのを思い出した(爆)。そのテレビ愛知での再放送は、5/10に最終回を迎えます。ちなみに、NHKでの放送はデジタルリマスター版、テレビ愛知の放送はHD画質(SD画質の引き延ばし?)だったと思います。
あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。
人類が磁力兵器を用いた最終戦争で地球の地軸は狂い、地震や津波が頻発。そのせいで文明は崩壊し、5大陸はそのほとんどが沈んでしまった。
あれから20年経った、「のこされ島」という島に、おじいさんと共に過ごす少年がいた。島にある生け簀を荒らしたサメを駆除しようと潜った帰り、一人の少女を発見する。その少女は、はるか先にある島の住民で、彼女のおじいさんを探していたのだが、彼女を追って来た謎の組織にさらわれてしまうのだった。
というふう。
血が出るとかの刺激的な部分は無いけど、冒頭から衝撃的なシーンが相次ぐのですが、この見せ方というのは、今の宮崎アニメの原点になるんですよね・・・。インパクトのあるシーンを見せて視聴者を引き付けるというのは、「風の谷のナウシカ」にも応用されたと感じています。この頃から、宮崎駿さんは見せ方が上手かったんだな。
さて、そんな殺伐な世界を想像しがちなアフターハルマゲドンの世界は、のこされ島に関しては結構穏やかで、それによって主人公の活発さや生き生きとした部分を引き立ててもくれます。ホント主人公が終始すごいことをこの1回目だけでわからせる演出は、本当に上手い。
登場人物もそんなに多くないので、把握もしやすいけど、主人公以外は詳細を語っていないのね。それだけ主人公の特徴を知ることに集中させたいという配慮もされています。
結論として、1話目にして宮崎アニメの片りんを見せながらも、主人公を引き立てかつ人物の特徴をしっかりと見せている、かつ登場人物のとっ散らかりを可能な限り減らしている。ゆえに今のアニメに必要な部分を教えてくれていますね。

