2021年03月19日

誰もが楽しめるタイピングソフトが登場

タッチタイピングを身に付けるために生み出されたとも言えるタイピングソフト。実は、この手の作品の登場は結構古く、パソコン本体の中に入っている実用向けソフトとしてインストールされていることが多かったようです。それでもよく売れたのが、Windowsのソフトとして売り出された「特打」をはじめとする特打シリーズ。今でもメジャー作品として販売しています。

一方でコンシューマーの展開というのは、あまりされていませんコンシューマー向けキーボードが普及していなかったないしは必要とされなかったため、セットで買わないといけないという難点があり、なかなか売れませんでした。それでもドリームキャスト・PS2・Windowsで販売した「ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド」は、スマッシュヒットを遂げており、アーケードに逆輸入されてもいます。
現在はキーボードがUSBに対応しているため、PCで使っているキーボードをコンシューマーに回すことも可能になったことから手軽さが増しており、かつオンラインが一般化したことも手伝い、もしかすると、この手の作品が増えるかもしれません。


そして、久しぶりにコンシューマー向けのタイピングソフトが登場と相成りました。セナネットワークスがNintendo Switchで販売する「タイピングクエスト」という作品です。
この作品の大きな特徴は、これまで大人向けに作られていたタッチタイピング習得ソフトが、子供向けに作られた初めての作品と言ってもいいものになっています。小学校でプログラミング教育が必須になることが背景にあり、早いうちからタッチタイピングを身に付け、来るべき情報社会での処理能力を高めようという狙いもあります。早いうちから身に付けさせたくとも、PCは親兼用で利用が制限されているないしは親専用で使えない、たいていはタブレット端末で事足りている子供も多いことでしょう。そこで、コンシューマーゲームとして楽しみながら遊べるように作られたのが、この作品なのです。

この作品は、1人でクリアまでを目指すシングルモード、2人対戦のバトルモード、毎日違うタイピングワードが出題されるデイリーモードの3つ用意されており、バトルモードはローカル対戦とオンライン対戦とがあります。サポートシステムが搭載されているので、タッチタイピングに慣れていない人にも安心してプレイでき、スキルで一発逆転とゲーム的な要素も含まれています。

この作品は、ソフト単品(パッケージ・ダウンロード)の他に対応キーボード(ホリから発売している「コンパクトキーボード for Nintendo Switch」)とUSBハブスタンド(ホリから発売している「テーブルモード専用ポータブル USB ハブスタンド 2ポート for Nintendo Switch」)がセットになったスターターセットが用意されています。恐らくスターターセットの方がしばらくは売れるでしょうねぇ・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:30│Comments(0) ゲーム系 

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