春の新アニメがスタートしました。コロナ禍で延期になった作品も、この中で放送されるとのことなので、今期もまま多いんじゃないかなと思っております。
で、早速最初となる今回は、岐阜県多治見市を舞台にしている、地元IT企業が発行しているフリーコミックが原作の「やくならマグカップも」です。
今作は、前半15分がアニメ、後半15分が実写パートになります。今回はアニメパートのレビューとなりますが、実写は声優さんの奮闘ぶりが見られて、それはそれで面白いと思います(笑)。ちなみに、メインキャストの一人である若井友希さんは、岐阜県の出身です。
あらすじは、こう(以下PCではイタリック体で表記)。
主人公は、父の脱サラがきっかけで亡き母の故郷になる岐阜県多治見市に身を寄せ、カフェを運営し始めた。そして、主人公は地元の高校に通うことになる。
そこでクラスメイトになった変わり種の子が陶芸部だったことがきっかけで、亡き母が陶芸家だったこともあり、まるで導かれるように陶芸部にやって来ることになり、やがて仮入部することになった。
というふう。
この作品は15分でありながら、物語を上手いこと見せてくれていました。主に、主人公家族の構成、部員となるクラスメイト達と先輩、そして母と陶芸の関係など。ともすれば、短い時間で色々詰め込むとあちこち行きかねないのですが、きれいに一本の道に敷かれているとわかるくらい、物語がわかりやすくなっております。主人公の(ほとんど覚えていない)母との思い出や父親の葛藤も少ない時間で上手く詰め込んでいて、主人公と母との繋がりや主人公の父の妻への想いと娘を守る決意が、ひしひしと伝わってきましたね。
思っていた以上にいい作品になっています。ちょっとしたコメディ作品じゃないかと思っていましたが、陶芸と地元を一生懸命伝えようとしていたので、初回に関しては高く評価したいと思います。
しかし、名古屋から電車で快速で30分くらいとはいえ、ここまで名古屋弁になってたか、東濃の方言って(苦笑)?
放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。