FC岐阜、いよいよ公式戦再開です。その相手はガイナーレ鳥取となりました。4/4に行われる予定だったアウェイの試合が、今日行われました。
公式戦は、3/28のカマタマーレ讃岐戦以来。実に3週間以上開いたことになります。その間に3人の選手が感染し、スタッフや家族も含めれば8人になったとのこと。いわゆるクラスターと取られてもおかしくない感染でした。どうも原因はロッカールームとマッサージ室らしく、どちらもマスクをしないで密になっていたのが感染に至った経緯らしいです。今後は、練習後はシャワーを浴びたら、すぐマスクしてからの着替えになるのでしょうな。それかできる限りの滅菌を心掛けていくかでしょう。
さて、新型コロナウイルス感染前の岐阜は、2勝1分の成績。未だ負け無しで止まっていたのです。その間に色々なチームが抜き去って5位に留まっていますが、負けていないことをポジティブに捉えて試合に挑んでほしいです。いや、勝つことも大事だけど、今は試合がきちんとこなせることの方が大事でしょう。
その試合、Jデビューとなったキム・ホ選手をはじめ3人が入れ替わり、レギュラー出演の川西翔太選手などが控えになっていました。あとは中島賢星選手がケガ明けで帰ってきましたね。
前半は、やや重ための展開になり、奮闘はしているけれども相手の陣地をこじ開けられない、徐々に重苦しいものになっていました。その中でも守備陣が奮闘していたのがポイントになってきました。徐々に鳥取の選手達をプレッシャーに追い込んでいったばかりか疲労も蓄積させていったのです。
後半に入って、岐阜はギアを入れていきます。休ませていた川西翔太選手と村田透馬選手を入れて、引き締めと攻撃性を増やしたのです。
すると、まるで違ったチームのようになってきました。スピーディーになってボールも繋がってきたし、速さも増して鳥取の選手は困惑するようになったかなと思いました。もちろんピンチになる場面もありましたけど、前半同様守備陣がしっかり守ってくれたので、怖いシーンは少なかったですね。
そんな岐阜に勝利の女神は、お力を与えてくれました。
後半23(68)分、セットプレーになったのですけど、蹴り込んだ吉濱遼平選手の球が壁になっていた鳥取の選手に当たったことで変化し、鳥取にとっては運悪くゴールマウスの左隅っこに入ってしまうことになりました。この奇跡的な一発が決勝点になり、岐阜は3連勝を飾ることになりました。
勝つことが大事なんだけど、活動休止明けの試合でそう簡単に上手くいかないと思ってたら、作戦勝ちできたのですから、地力はあるということです。この地力を大切にして、今後の試合に臨んでほしいです。スタメンで出たキム・ホ選手や生地慶充選手は、途中交代で悔しいだろうけど、これが今の自分の全てだと思って、もっと精進してほしいですね。大丈夫、まだチャンスはいっぱいある。
次の試合もアウェイになるカターレ富山戦です。一旦岐阜に帰って練習できるのは強みになりますね。まぁ、同じ一旦でもトンボ帰りで似たようなところに行く方がキツい(苦笑)。
再開後に奇跡的ながらも勝つことができたので、プレッシャーは薄まったと思います。勝ち続けることが大事ですけど、決して驕らずに緊張感を持って試合に臨んでほしいものです。やれるんだと自分に言い聞かせながら。