2021年05月17日

ワクチンを無駄にしないことが一番じゃないのか

このところ、新型コロナウイルスのワクチン接種で色んなことが起こっています。
ワクチンを誤って廃棄してしまった・無駄にしてしまったこともさることながら、無駄にさせないために現状(2021年5月現在)医療従事者と65歳以上の高齢者のみが打てるはずのワクチン接種を対象外の年齢の人達に打たせる例スギ薬局会長夫妻を早く打てるように秘書が便宜を図った愛知県西尾市の例などなどです。


この中で一番問題外なのは、愛知県西尾市の例。
この一件は、(報道が事実であれば)会長はワクチン接種を望んでいなかったにもかかわらず、秘書が暴走して西尾市の副市長に接種優先の便宜を依頼し、副市長も最終的には折れてしまったんですね(会長夫妻は会場に向かっていたという報道もあるため、望んでいないという話は懐疑的に見なければいけないという見方もある)
この一件に関しては、秘書の暴走と創業地が西尾市なのにもかかわらず、本社を知多市(現在は大府市)に移転されたため、せめて夫妻の税収入を確保したいから・・・と邪推もできかねないんですわ。

そしてグレーゾーンなのが、昨今自治体や病院などで出てきているキャンセル分などで余ったワクチンを対象外の年齢の人達に打つケース
基本的には、医療従事者や対象年齢の人達に優先して打たせるのが是なんです。ただ、それでも間に合わない(生ワクチンは賞味期限が数日なので、非常に短い)となると、自治体の首長のような頻繁に人に会う人に打たせたいというのは、あながち間違っていないんです。
一番は余らせないことなんですが、相手は人間なので、体調不良で打てなくなる事態も当然あるわけです。そうなれば、打ちたいと言っている人に打たせるのが一番だと思うのです。まずは現状の対象者、そこから国会議員や首長や地方議員など要職に携わっている人達だと思っています。その後、公務員(私立の教育機関の人達も含む)のような国や地方の業務に携わる人達に至って、最後は一般という流れが理解を得やすいのではないかと思います。
特にアメリカでは、一般の人達がワクチンチェイサーというふうになって、摂取できる会場でキャンセル待ちしてでも摂取したいという事態も発生しています。手間や苦労を掛けさせないためにも、ワクチン接種の余剰情報は積極的に開示して、(順番はあれど)打ちたい人に打たせるのが、国の役目なのではないのでしょうか。誰も対象者がいないから捨ててしまうよりかは十分有意義です。


繰り返しになりますが、今はとにかくワクチンを有意義に使ってほしい対象年齢外でも、例外の条件が揃っていたら打ってあげてほしい。ただし、便宜を図る行為は問題外だと訴えたい。1日でも早く平穏な日々を取り戻すためにも、怒る対象は打たないともったいないからと打ったことではなく、廃棄に至らしめる事態なのだということを肝に銘じて。


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Posted by alexey_calvanov at 23:45│Comments(0) 真面目なモノ 

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