プロ野球クライマックスシリーズのファイナルステージ・3試合目が今日行われました。
セリーグは1位の東京ヤクルトスワローズが3位の読売ジャイアンツと対戦し、1勝のアドバンテージを持っていたヤクルトが順当に勝ち進んでいました。初戦は奥川恭伸選手が完封したんですよね。
その後も高橋奎二(けいじ)選手も完封して、巨人は全く打つ手なしな感覚になりました。そんな中迎えた今日の第3戦、白熱したシーソーゲームになって、巨人は追い付くことまではできたんですけど、9回打ち切りという今年独特のルールで、ヤクルトが逃げ切りました。
過去に10.19というロッテオリオンズ(現在の千葉ロッテマリーンズ)×近鉄バファローズの試合(ダブルヘッダー)であった打ち切りルールを思い出すねぇ・・・。あれも1試合目が長い時間掛かったので、2試合目が午後10時半過ぎると打ち切りになる事態になったふうだったかと。
そんな事態は、パリーグのクライマックスシリーズにも。
同時期に行われたパリーグでは、1位のオリックスバファローズが2位の千葉ロッテマリーンズと対戦し、こちらも1勝のアドバンテージを持っていたオリックスが初戦をいわゆるスミ1で勝ちました。
この試合を見て、これはオリックスの勢いが付くものになったなぁ・・・と思っていたら、全くもってその通りになり、2試合目は美馬学選手がいいピッチングをしていたものの、吉田正尚選手の打った打球が美馬選手の足に当たったことで変わった選手が杉本裕太郎選手選手に投じた1球で崩されて万事休す。ロッテ打線も打てず、文字通り美馬選手を『見殺し』にしてしまったわけです。
そして迎えた第3戦、こちらも白熱したシーソーゲームとなりました。打てなかったマーティン選手が打って走っての好プレーを見せ、中村奨吾選手のホームランもあって一度は逆転したものの、最後は小田裕也選手のバスターが見事に決まり、サヨナラ引き分けとなりました。こちらも今年独特のルールでロッテが泣かされた格好になりました。
これで、セリーグはヤクルト、パリーグはオリックスが日本シリーズに進出となりました。順当と言えば順当ですけど、まさか昨年最下位同士のチームが今年優勝して覇権を賭ける争いをするだなんて誰が予想してましたかね?まぁ毎年巨人とソフトバンクホークスでは面白くも何ともないからね(ニヤニヤ)。
今年は盛り上がるでしょう。こんな組み合わせは、なかなか見られないよ。
なお、今年の日本シリーズは球場が変則的になり、初戦と2戦目はオリックスの本拠地である京セラドーム大阪なんですけど、3・4・5戦目は神宮球場が高校野球大会(明治神宮野球大会)で使えないため東京ドームで行うとのこと。その後6・7戦目が今度は京セラドーム大阪がAAAのライブイベント使えないため、オリックスの準本拠地であるほっともっとフィールド神戸で開催される運びとなりました。5戦目までで決まれば、雨で順延ということなく進められるだけいいのかなぁ・・・。