というのも、Jリーグにストレートインできるのは、恐らく来年が最後になるかもしれないからです。Jリーグ側が、上限を60(つまりJ3が20)で打ち止めにすると決めていることもあるからです。
これを踏まえて、来年のJFLのチームを紹介すると以下の通りになります(☆がJ3ライセンス取得、★がJリーグ百年構想取得しているチーム。括弧書きは所属していた地域リーグで降格の際は、そのリーグに戻ります)。
- Honda FC(東海)
- ヴェルスパ大分(九州)★
- 鈴鹿ポイントゲッターズ(東海)☆
- FC神楽しまね(中国)※松江シティFCより改名
- ソニー仙台FC(東北)
- F.C.大阪(関西)☆
- FCティアモ枚方(関西)
- ラインメール青森(東北)☆
- 奈良クラブ(関西)☆
- ヴィアティン三重(東海)☆
- MIOびわ湖滋賀(関西)
- 高知ユナイテッドSC(四国)
- FCマルヤス岡崎(東海)
- 東京武蔵野ユナイテッドFC(関東)
- ホンダロックSC(九州)
- Criacao Shinjuku(関東)★
J参入したいチームは、Honda FCにいかに勝つかがポイントになるのですけど、それができそうなのは、上位に進出していたV大分と鈴鹿になるのかもしれないですね。そこにF.C.大阪が続くかなと思っています。
そしてクリアソン新宿が台風の目になるとにらんでいます。まだ百年構想レベルなので、J3ライセンスが取得できるかどうかになりますが、来年上位に入ればJリーグ入りも視野に入れてくるでしょう。
一方で、残留(地域リーグへの入れ替え)争いは来年も起こることになります。最後まで残留争いをしていたホンダロック・武蔵野はオフシーズンに戦況を見つめ直し、立て直しを図らないと来年も厳しい戦いを強いられることとなるでしょう。もちろんここで名を挙げなかったチームも同様です。
いわきFCという飛び抜けたチームがいないので、来年のJ参入争いは混沌とすることでしょう。しかし、その混沌から勝ち抜けたチームは、2023年のJリーグで飛躍すると思います。実際、ここ数年のJ参入チームは(初年度だけという厳しい見方もあるものの)上位進出を果たしています。恐らく今年J参入を果たしたいわきも、J2が4チーム落ちてきている・半数がJ2経験チームで構成された厳しいリーグの中でも上位進出はほぼ間違いないと見ています。それだけJ3との差は、ほとんどないと言えるのです。

