2021年12月27日

2021年アニメアウォーズ!

今年もやってきました「2021年アニメアウォーズ!」。
毎度おなじみの企画になっておりますこちら、2021年に放送されたアニメ作品から以下の賞を選ぶというもの。
  • 最優秀作品

  • 特別賞 (捨てがたいものや大穴だったものなど)

  • キャラ部門 (男性・女性それぞれ。性別不明の場合はお任せします。)

  • OP部門 (映像込みの評価でお願いします)
  •  
  • ED部門 (同上)


あくまで投票企画ではなく、『まず選考を楽しみ、その後お互い選考結果や理由を見て楽しもう』というのが主催者の基本的な趣旨となっています。
過去は以下のようになっています。

今年も新型コロナウイルスの影響下に置かれる1年となりましたけど、昨年のように延期になる作品は、ほとんどなかったですね。そして、そんな中でも放送作品は(恐らく)過去最高再放送分も入れたら結構な数になるのではないのでしょうか。
しかし、それに付けて顕著になってきたのが、クオリティの面作画崩壊が(作品をレビューする人達の手によってという部分もありますけれども)明らかになってきているだけでなく、シナリオのクオリティも(同じような理由で明らかになってきていますけれども)下がってきているという危惧が表されつつあるようです。
それでも、地域発のアニメが登場するなど意欲的な作品も登場しているので、来年以降に向けての新たな風が吹いているのかなとも思います。


以上を踏まえて選んでいくのですが、先程も書いたように過去最高の数の中から選んでいくので大変でした。そんな中で、最優秀作品などを選んでいきました。では、それらは「続きを読む」からどうぞ。


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最優秀作品
Vivy -Fluorite Eye's Song-
この作品と「蜘蛛ですが、なにか?」・「スーパーカブ」・「古見さんは、コミュ症です。」・「先輩がうざい後輩の話」と迷ったんですけど、やっぱりこれが一番になるのかな。
絵のクオリティもさることながら、シナリオの展開の仕方も上手い。登場人物のメタ発言になるくらい、最後を除き2話(前後編)で完結させるショートストーリーを通じて、全体の話を構築していく構成力の素晴らしさは、ある意味圧巻。徐々に時代を修正して、現代に戻ってきた時には、万事解決・・・と思ったら、アッと驚く展開になっているのも、また驚かされる要因に。(ちょっとネタバレ的な書き方をしますけど)『未来は、どんなことをやっても変わらないんだ』という、「ドラえもん」の「未来の国からはるばると」の中でセワシが語っていたことを絶望的に味付けさせてしまった感のある展開に仕上がっています。
キャラも味わい深く、1980年代のアメリカ映画に出てくるような(ブラック)ジョークを放つキューブロボと歌うという意味のわからない、ほぼ無感情の主人公とのやり取りは、何とも言えない味があります。それ以外のキャラは、彼らほどではないにしても、それなりのインパクトはあるかなと(序盤の少女は作品の方向性を位置付ける結構印象的なキャラだったりする)。


特別賞
スーパーカブ
今回は最優秀作品の中からチョイス。これもある意味外せない作品になっています。
(特に6話と9話で)色々言われた作品ですけど、個人的には演出面の妙が光った作品だと思います。序盤の何もない主人公の心の中をモノクロームで演出していたところからのバイクとの出会い以降でのカラー演出に、主人公の心境変化を上手く表していると思うし、余計なナレーションを付けなかったことも、結果的に仇になった部分もあるけれども、悪くない演出だと思っています。
この作品に関しては、原作の表現がしっかりできていれば、もっといい作品になったのかなと。もし2期をやることになったのなら、その部分を反省点にして、更なる演出面での向上を期待したいところ。


キャラ部門
男性は、「Vivy -Fluorite Eye's Song-」のマツモトあれはロボットなので、男性というくくりで言うのもおかしいのですけど(苦笑)。
丁寧な口調のクセに、口が悪い(爆)。そして(特に当初は)使命感にあふれるキャラとして、非情になる性格どこを切ってもいいキャラじゃないのに、最後は主人公のために一肌脱いでくれる情のある部分も、どこか憎めない。先程作中にも書いた、1980年代のアメリカ映画が好きなキャラなら、オススメです。

女性は、「古見さんはコミュ症です」の古見硝子
何もしゃべらないのに、喜怒哀楽のわかる主人公も大したものだけど、その喜怒哀楽が視聴者の私達も徐々にわかるのが、もっとすごい(苦笑)。でもその表情がコミカルで、どの状態でも何かかわいく思えてしまうこれを見て、異常なカリスマ性を持っているのも納得できる(笑)。


OP部門
♪愛のシュプリーム!(小林さんちのメイドラゴンS)
色々迷って、これにした。
イラストのカット割のよさも、各キャラのパーソナリティもよくわかる。何より、トールのアンニュイな姿が見られるのが、愛おしい(ニヤニヤ)。ラップもなかなかにいい。

ED部門
♪がんばれ!蜘蛛子さんのテーマ(蜘蛛ですが、なにか?)
まさに蜘蛛子(悠木碧さん)の勝利(爆)。あの早口言葉でまくしたてられるあの歌詞は、彼女じゃないと歌えないし、まさか「魔法少女まどかマギカ」から10年後に、この作品をやっているだなんて思っていなかっただろうなぁ(苦笑)。なお、彼女の境遇が非常によくわかって好き(ニヤニヤ)。
Posted by alexey_calvanov at 21:47│Comments(2) アニメ・コミック 
この記事へのコメント
おちゃつさん>ありがとうございます。
今年は、やはり夏が一番いい作品が多かったかなと思います。Vivyとスーパーカブに関しては、評価が真っ二つに割れた作品でもありますけど、個人的には、どちらも面白い作品ですし、Vivyに関しては、非常にコンパクトに描かれていると思います。

・・・そちらの評価に関しても、やっとじっくり見られそうなので、後日改めて立ち寄らさせて頂きます。
Posted by アレックス at 2021年12月30日 23:36
アレックスさんこんにちは!
今回も参加いただきどうもありがとうございます!

>Vivy -Fluorite Eye's Song-
知らない作品だったので1話だけ見てみましたがいきなりインパクトのある始まりで面白そうでした。見てみます!

>スーパーカブ
演出面、雰囲気作りのうまい作品でしたね。全体的に幸薄な感じというかちょっと暗めだけどこの作品はこれでいいと思います。余談だけど礼子が自分と同じヘルメット(色違い)でちょっとうれしくなりましたw

ではでは、よいお年を
Posted by おちゃつ at 2021年12月29日 13:03

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