そんな事態に追い打ちをかけるような発表が北京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会から行われました。現状未定になっていた一般(国内)向けのチケット販売を行わないこととしたからです。既に海外向けの販売を中止した中での今回の措置なので、盛り上がりにかなり打撃になるだろうなぁと思っています。
それでも、完全に販売を止めるわけではなく、招待客は入れるとのことなのです。とはいっても、かなり厳しい条件(14日間の北京市内での隔離措置・厳格なPCR検査など)を受け入れての招待になるとのことなので、(普通に考えれば)ほとんど通らないのではないかと思います。結果的には東京オリンピックのように、事実上の無観客試合となるのではないかと思います。
ただ、今年の秋に中国共産党大会を控えている習近平国家主席としては、無観客では自身のカリスマ性が盛り上がらないと思ってはいるでしょう。招待客の資格を緩めてできる限り埋めるか、党の要人などを動員してできる限り埋めるということをするかもしないですね。
さぁ、オリンピックが始まった時、各競技の会場はどうなっているのでしょうか。東京オリンピックのように、選手や役員が埋めているのなら、まだ納得いくのですけど、ホントに検査受けたのと思えるような人たちによって埋められているのであれば、中国というのはメンツで成り立っている国なんだなと見ざるを得なくなりますね・・・。

