去年の秋アニメほどではないものの、多めの視聴数になった今期、ベストに関しては決めかねましたねぇ。いい作品が多かったのでホッとしています。冬アニメの時期は、正直いい作品を見付けるのが難しいんです・・・。
では、見て行きましょう。今回も上位3つと次点1つとさせて頂きます。
今期のベストは、団子状態になった中で色々迷った末、「その着せ替え人形は恋をする」でしょうか。
一番の決め手は、ありふれたボーイズミーツガールものなんだけど、終始テンポがよく、ヒロインが主人公をぐいぐい引っ張っていく形が3話掛けてじっくり作り上げられている点でしょうか。この3話で主人公とヒロインの関係性がよくわかるようになったし、徐々に主人公がヒロインに打ち解けていってるなと思わされましたね。ともすれば、周りが噂するように付き合ってるんじゃねとなるわけですけど、まさか単純にコスプレ衣装を作ってもらう関係だけになるのでしょうかねぇ・・・。いやいや、ヒロイン自身がサバサバした性格しているので、ケロっと「いいんじゃね?」とか言って突然始まっちゃう展開になるかもしれない(笑)。それはそれでヒロインらしくていいと思うわ。しかし、これでまだ他のキャラが登場していないのですから、この作品のポテンシャルは、まだまだあると思います。今後が非常に楽しみですな。1クールなのがもったいない・・・。
2番目は、「異世界美少女受肉おじさんと」。
こちらも主人公2名のテンポ(受け答え)が非常によろしい。凸凹コンビでありながら、時に息ピッタリで敵に立ち向かう姿は、達成した時にスッキリとした気持ちになりますな。そして絶世の美女になってしまった元おっさんの狼狽ぶり(特に自身に身に付いた魅了スキルに対して)とその魅力に何としても抗おうとする(しかし時に魅了される(爆))おっさんのある意味ピュアかつ紳士的な対応は、男でも惚れるわ(ニヤニヤ)。敵キャラ(1話で倒したヤツは、どこぞの神様らしいが(爆))も個性的ですし。この作品も2人以外の人物が出てきていないので、先が楽しみになってきますわ。
3番目は、「平家物語」かなぁ。
総じて地味な作品ながらも、作品の内容を知っている人なら、そこに散りばめられたオリジナリティに関心が向くのかなと。私は原作を国語の教科書で一部読んだだけなので、新鮮な目で見ております(ニヤニヤ)。日本史は苦手でしたけど、中学の社会程度で歴史ならわかるレベル(爆)。特に源氏と平家の争いの中で、武家の入れ替わりになる壇ノ浦の戦いがどう描かれるのか楽しみにしています。それはそれとして、既に敷かれた歴史(運命)の中で主人公がいかに現実を直視し、状況によってどう抗えるかというシーンにグッときましたね。未来も悪くないんだよというシーンを見て安どする姿も、少女の成長にプラスになってくれればとも思って見ていましたね。なお、何とか歴史(運命)に抗って育ての父に報いたいという部分について、3話の終盤でそんなシーンを見受けられましたけど、確か歴史では、首は取られなかったものの、父親を止められなかったんじゃないのかなぁ・・・。
次点は、「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」。「怪人開発部の黒井津さん」と「スローループ」と迷って、こちらにした感じです。
こちらも総じて地味なものの、作品のメリハリがしっかりしていていいですね。面白い部分は、しっかり面白く、シリアスな部分は、しっかりとシリアスに描いています。また警察関係を扱っているということから、警察のお仕事が丁寧に描かれており、同時に警察官も人間なんだと思わされましたね。そして、邪見にしちゃいけない(ギャハ)。主人公の上司(教育係)のカラーがすごく強くて、圧倒的(ニヤニヤ)。個人的には、好きなキャラですね。
次回は、ワースト作品の紹介です。

