4月からの改編で、(月~木)22:45~23:00にドラマ枠が設置されることになりました。かつて2005年12月(再放送を含めれば2006年3月)まで、「NHK夜の連続ドラマ」という帯ドラマ枠があったものの、当時起こったNHKの不祥事による抜本的な改革で終了となり、土曜の夜に集約され、「よるドラ」となりました。しかし、その「よるドラ」も2021年の4月に月曜に移行となったことで、一曜日ながらも15年ぶりの復活となったのです。それが、今回の改編で再び帯ドラマになったことになります。ちなみに、タイトルは「夜ドラ」となり、奇しくも「NHK夜の連続ドラマ」の略称と同じになりました(ただし、書き方は「よるドラ」で、こちらは一曜日のみの「よるドラ」と同じ)。
しかし、平日夜帯枠というのは、以前やっていた「NHK夜の連続ドラマ」もさることながら、さらに昔から行われていたのです。それは「銀河テレビ小説」と呼ばれる帯ドラマ枠。
この「銀河テレビ小説」は、ゴールデンタイムに現在は朝ドラと呼ばれることの多い「連続テレビ小説」に匹敵するような番組を作ろうと意気込んで設けられた「銀河ドラマ」に端を発しています(1969年4月より当時は(月~金)21:00~21:30)。その後は15分枠になったり20分枠になったりと変動はあったものの、概ね22時台に放送されていました(1989年3月まで)。
そう、4月から開始される「夜ドラ」は、「NHK夜の連続ドラマ」だけでなく、「銀河テレビ小説」のようでもあるのです。放送時間もそうですが、NHK名古屋放送局も制作に関わっている点で同じようだとも言えるのです。
せっかくなので、再び「銀河テレビ小説」の名称を復活できないのかと思っておりますよ。あくまで『夜ドラ』は通称でいいんじゃないかなと。

