2022年06月07日

【詫びか】専務、大川さんの下に逝く【感謝か】

2021年6月に湯川英一(ひでかず)さんが誤嚥(ごえん)性肺炎により亡くなったことが明らかになりました。
・・・湯川英一さんって誰だよと思うかもしれませんが、湯川(元)専務と言えばわかる人もいることでしょう。そうです、セガ最後のゲーム機になるドリームキャストのCMで登場した湯川(元)専務です。モノホンの専務だった湯川さんに「セガってダサい」とか「プレステの方が面白い」とか(子供の発言とはいえ)浴びせるという今見てもなかなかなCMでしたよ(苦笑)。


そのドリームキャストは、1998年にセガが満を持して発売したゲームハードでした。当時としては珍しかったモデムを標準装備し、低速ながらもインターネット接続のできるハードでもあり、オンラインゲーム(通信対戦など)やダウンロードコンテンツの提供という現在に繋がる展開を見せていました。当初こそヒットしたものの、半導体不足などでチャンスロスを起こし、後に発売したPS2のヒットもあり失速海外では持続的なヒットを起こしていましたが、2001年1月にはセガのハード事業撤退に至らしめる結果となり、大きな損出を発生させることになりました。その際、湯川さんの上司であり、当時セガの社長と会長だった大川功さんが私財を投げうって倒産寸前だったセガに資金(約850億円)を投じた後、同年3月に亡くなったのは、セガファンの間では語り草になっております。

湯川さん自身は、セガを退職した後、親会社で大川さんが創設したCSKグループに復帰関連会社のクオカードなどの会長や取締役を歴任していました。
晩年は都内の閑静な住宅地で過ごしており、気さくな人柄だったことが近所の方に知られていたものの、2017年頃から体調を崩していたとのことで、それからは自宅で静養していたとのことだそうです。
逝去を公表しなかったのは、遺族が静かに送りたかったとのことで、過去に所属していたCSKにも伝えなかったほど。一部の親しい人にしか逝去を報告していなかったとのことだそうです。それゆえに、湯川さんと関係の深かったゲームクリエイターや作家なども今回の件で知ったほどでした。


恐らく、湯川さんは真っ先に上司である大川さんの下に向かったことでしょう。ドリームキャストを大ヒット作に持って行けなかったばかりか、私財を投じさせたことに対して改めて謝罪したのでしょうか。それとも私財を投じてまでセガを救ってくれたことに対して改めて感謝したのでしょうか。三途の川を越えないと、その真相はわかりませんが、どちらにしても大川さんの下に向かったではないかと私は思います。


もう四半世紀近く前の話になるとは、時代の流れの速さに驚きを隠せません。その華やかなあの頃に思いを馳せることができただけでも、湯川さんには感謝したいです。心からご冥福をお祈りいたします。セガはダサくないですよ。何せあなたがセガをカッコよくさせてくれましたから。


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Posted by alexey_calvanov at 23:24│Comments(0) ゲーム系 

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