2022年06月16日

実はもう折り返しに入ったJ2

Jリーグはもう前半戦が終わろうとしている中で、今週土曜日の試合から折り返しに入るのがJ2。そもそも何でこんなに早いのかというと、11月にワールドカップが控えているからです。例年なら今月行われる予定だったのですけど、開催場所がカタールというペルシア湾に面した中東の国で、砂漠の中にある(ような)国でもあるので、この時期だと灼熱地獄になってしまいまして・・・。ゆえに気候が安定する11月というふうになったわけです。


今年のJ2はJ1から4チーム落ちてきたこともあって、乱戦になることが予想されたのですけど、序盤は横浜FCのほぼ独走だったのが、段々ベガルタ仙台の露出が増え、さらにアルビレックス新潟が追走するというふうに変わってきて、序盤頑張った東京ヴェルディとFC町田ゼルビアが少々息切れしていることもあり、ダンゴレースが三つ巴になりつつあるかなというふうになっています。


ということで、まずはJ1昇格争いを見てみましょう。左から順位・チーム名・勝ち点・得失点差となります。なお、横浜FCは横浜と表しています。


1位 新 潟(42) +18
2位 仙 台(40) +11
=== 自 動 昇 格 ラ イ ン ===
3位 横 浜(40) +8
4位 岡 山(32) +8
5位 山 形(31) +11
6位 長 崎(31) +2
=== 昇 格 プ レ ー オ フ ラ イ ン ===
7位 町 田(30) +5
8位 千 葉(30) +2
9位 熊 本(30) -2


前半頑張ってた横浜FCが前半戦終盤で息切れして3位に脱落したのに対し、徐々に伸張してきた新潟が首位に立っています仙台は10位になったことはあるものの、安定した走りで2位に付けているふうですね。新潟に関しては、後半戦で息切れしなければ、プレーオフ圏内には生き残れると思います。横浜FCも後半の展開次第で十分優勝も自動昇格も狙えますね。
プレーオフ争いに関しては、監督の代えたV・ファーレン長崎がどうなるか。順位は悪くないのに監督交代に至ったので、余程内容の悪い試合をやっていたのでしょう。ただ、途中交代は、いわゆる残留争いの時に効果が出やすいもの。昇格争いでこれをやったことで選手のモチベーションや戦術面での戸惑いに繋がらなければいいのですけど・・・。今外から窺っている町田もジェフユナイテッド千葉も実力はあるので、まだプレーオフ圏は確実に狙えます。自動昇格圏内になると少々厳しいかな・・・。ただ、半分残っているので、過半数の勝利を収めるとわからなくなるでしょうね。ロアッソ熊本に関しては大健闘しているのですけど、唯一得失点差がマイナスなのが気掛かり。これをプラスに持って行く、つまり守備面での改善が促されなければ、下位に沈む可能性もあります

そして一番の懸念事項がファジアーノ岡山とモンテディオ山形この2チームは第8節で直接対決した際、山形のキーパーが自分のチームのバックパスを手で処理したことに対して審判がレッドカードを出してしまうという誤審が発生したため、異例のやり直し(再試合)になることが決まっています
なお、この試合は岡山がアウェイながらも勝利しているのですが、ここで山形の勝利となった場合、順位が大きくひっくり返る可能性もあるだけに、昇格争いだけでなくプレーオフ争いにも影響を及ぼしかねませんまだ試合日時は不明ですけど、大いに注目すべきカードとなるでしょう。


一方で残留争いはこうなっています。左から順位・チーム名・勝ち点・得失点差となります。


16位 徳 島(25) +6
17位 山 口(24) -1
18位 群 馬(23) -5
19位 栃 木(22) -8
20位 大 宮(21) -12
=== 降 格 ラ イ ン ===
21位 盛 岡(19) -21
22位 琉 球(15) -27


まだ上があるのでわからない状況ではありますが、とりあえず勝ち点を42試合で1点ずつ稼ぐというふうで、丁度半分のところですから21前後の勝ち点で・・・と思って見てみました。
序盤調子よかったいわてグルージャ盛岡は徐々にJ2の洗礼を浴びてしまったのかなと。負けが込んでしまって底値安定になってしまいました。まぁ、秋田豊監督になって急激に伸びた反動なのかもしれませんね。今後戦術面での変革ができるかがカギになるでしょう。
FC琉球に至っては、主力選手が抜けたのが大きいのでしょうね。序盤からJ2でやって行けるのか不安視されていましたし・・・。監督交代も新戦力の投入も行ったので、あとはウィークポイントを徹底的に鍛え上げて補強するしかないでしょう。
よくわからないのが大宮アルディージャ主力が抜けたわけでもないのに去年と同様残留争いに落ちています。これはチーム内の抜本的な改善が必要なんでしょうね。フロントは特に現状を見据えて下さいとしか・・・。

その他、ザスパクサツ群馬を除いて中庸から底値に安定しているチームになり、いつ落ちてもおかしくないです。もしかすると底値安定の経緯をたどっているブラウブリッツ秋田も15位ながらも残留争いに巻き込まれているというふうかもしれません。


後半戦は6/18・6/19にキックオフとなります。どこが昇格争いから抜け出すのか。どこが残留争いから抜け出すのか。気になるところです。


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Posted by alexey_calvanov at 22:07│Comments(0) スポーツ 

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