そうなんだろ?そうなんだろって?・・・と、石川智晶さんの♪不完全燃焼の冒頭歌詞部分が思い浮かぶほど、お互い思ったんじゃないのですかね、昨日行われた愛媛FCとの一戦は。
不完全燃焼の部分で見ると、深刻なのは岐阜。この日の試合を入れて3試合しかないのに、初戦(サマーブレイク後の初戦でもある)になったFC今治に惜敗というには厳しい敗戦を喫し、2戦目になった藤枝MYFCとは0-1の状態で休戦(雷雨により中止・順延)の有様。7月末のガイナーレ鳥取戦に至っては4-0というお話にならない展開だったので、事実上3連敗しているような感じ(成績上では2連敗)。ここで何とか食い止められないと、ズルズルと行ってしまいかねない雰囲気は、ゴール裏からでも機敏に感じ取れましたね。
さて、3年ぶりにやって来たニンジニアスタジアム。あの時と違うのは、アウェイの位置が変わったことでしょうか。
写真のほぼ中央になる位置、バックスタンドの端っこのあたりがアウェイ席だったんですけど、今回はサイドのゴール裏がアウェイ席になっていました。その反対側がホーム席になっており、陸スタでは珍しいホームとアウェイが向かい合う格好の構成になっていました。
ちなみに、バックスタンドには「アオアシ」のイラストが。作者が愛媛県出身なんだって。
試合に関しては、双方決め手のない中、最初に数少ないチャンスをつかんだのは愛媛で、岐阜の粘り強く守っていた中をあざ笑うかのように、先制点を挙げます。守備陣の間を突くものなんですけど、フォワードをフリーにしてしまった時点でアウトだよねぇ・・・。せっかく一生懸命守っていたからこそ、なぜと言いたいくなる。
その後も岐阜は主導権を握っていたものの、シュートが入らない。またフラストレーションがたまっていくのかと思っていた、前半34分。柏木陽介選手のロングキックを菊池大介選手が受け取り、すぐさまクロスを上げるものの、敵がすぐさま奪い取り、クリアしようと躍起になります。ところが、そのクリアボールが前方に飛んでしまい(もしかすると、キーパーに蹴り出してもらうことを狙っていたのかもしれない)、前方にいた田中順也選手がその隙を逃さず受け取り、敵に囲まれたのもあって、やや苦し紛れに後方に送ったところ、突っ走ってきた途中出場の窪田稜選手がそのままねじ込んで、同点に追い付きます。ゴール裏で見ていた私達もあまりの展開に何が起こったのかわからず、点が入ったとわかったのは、大型ビジョンで得点した選手の表示が出てから。DAZNのリプレイを見ても、ホントに強引にねじ込んだという形容しかできない。相手のスライディングを飛んで交わしてから右足で蹴るという高等テクニックですわ・・・。
しかし、この後は再び膠着状態。岐阜に関して言えば、ゴールシーンはいくつか作っていたのですけど、蹴れない・・・。後半の大チャンスで庄司悦大選手はなぜ蹴るチョイスを選ばなかった?もっと言うと、攻撃陣もリフレッシュしたけど、全く生きなかった・・・。
そして試合終了のホイッスル、まだ岐阜の攻撃途中だったんじゃないの?ラストチャンスまでやらせるべきだったんじゃないのかと。入る入らないかかわらずね・・・。
お互い不完全燃焼な部分を残して、1-1のドローに。嫌な厳しい試合を見せられました。
それでも、岐阜は8月惨敗という状況にだけならなくてよかったと思う。浮上のきっかけは掴んだんでしょうけど、これまた♪不完全燃焼の歌詞の中にある、予想外に際立つ力を『(浮上の)可能性』と呼んでないか心配になりますわね。確かにそれなら、やめてくれ、やめてくれ・・・となるわな(汗)。
9月からは心機一転を思ってプレイしてほしいです。その初戦は、ホームでY.S.C.C.横浜と戦います。
ちなみに、この先はホーム2連戦・アウェイ2連戦・ホーム2連戦と不規則な試合形態になります。ホーム・アウェイとテンポよくいかないので、よく進めば勢いを乗せることができるものの、負けが込めばズルズルと行きかねないかもしれません。上手く波に乗ってほしい。不完全燃焼でこのまま進まないでほしいと思います。
一方、愛媛はアウェイで松本山雅FCと戦った後、ホームに戻って今治と対戦なんだって。伊予決戦になるのか。見てみたいものよのぉ・・・。
次回はスタメシなど会場の雰囲気を紹介できれば。
不完全燃焼/スイッチが入ったら