まずは、試合前の順位表をば。左から順位・チーム名・勝ち点・得失点差となります。
1位 いわき(72) +48 ☆
2位 藤 枝(63) +27
=== 自 動 昇 格 ラ イ ン ===
3位 松 本(63) +15
4位 鹿児島(60) +13
5位 今 治(59) +16
既にFCいわきが優勝と昇格を掴み、残った枠はあと1つ。最も優勢なのは藤枝MYFCと松本山雅FCで、その次に鹿児島、さらにFC今治が付いているという状況です。
鹿児島に関しては、この日の試合に勝って何とか食らいつきたいところ。それでも藤枝と松本に連敗(前節共に負けているため)してもらわないといけないという自力と他力を本願しないといけないというかなり厳しい立ち位置でもあります。今治の場合は、鹿児島のケースプラスさらに鹿児島も負けてほしいという超他力になりますが(ニヤニヤ)。
岐阜に関してはというと、横山雄次監督の今シーズン限りでの退任が発表され、来年はまた一からスタートというふうになりました。J3に降格してから毎年のように監督が代わり、さらにシーズン途中で監督が代わる事態を2度経験しました。まるで成長していない岐阜というチームとそのフロントに対して、それでいいのか大丈夫なのかと思えてなりません。この話は長くなるので、今回は話しませんが、来シーズンに向けて相当考えて動かないと大変なことになると思っていますよ。
そして散々あったダブル(ここでは、ホームとアウェイ双方での勝利すること)のチャンスを毎度フイにすること幾試合、遂にダブル獲得のラストチャンスになってしまいました(次の試合はダブルを取られてしまうというピンチになってしまいますから・・・)。J2昇格のラストチャンスになり、必死になって向かってくる鹿児島イレブンを止められるかというと、大変なことになるだろうな、と。

ピッチは思っていた以上にキレイ。観客はホーム最終戦ということもあってか大入りになり、観客動員数は7562人だったそうな。

サハラ砂漠のオアシスで売っているコーラと掛けて、ユナマルシェで売っている「さつま島美人」と解く。<その心は?
・・・水の方が高い(ギャハ)!
そうなんです。ここで売ってる水が160円なのに対し、「さつま島美人」は100円なんですよ。ソフトドリンクが200円だと考えると、そっちよりも安いんかい(汗)!

そんなかいくぐった中で買ってきたもの、その1は薩摩雅咲亭の「大隅うなぎの蒲焼き串」。
鹿児島県は、うなぎの養殖量が多く、中でも鹿屋市を中心とした大隅半島で養殖されたうなぎは脂が乗って美味しいんですよ。鹿児島空港でも売ってたなぁ・・・。
なお、この店では、うな丼の提供もあった模様。
身はふっくらしていたけど、脂分はそんなになく、あっさりしていましたね。それはそれで美味しいし、うなぎの風味は損なわれていないので、単品で食べるのなら丁度いいのかもしれない。丼にすると、たれがもっと欲しいかなと(苦笑)。

青唐辛子味噌を加えた「辛みそ鶏飯」にしようかなと思ったけど、来年食べに行くから!<まーた来年の話をしてる・・・。
味は、鶏飯そのものは、とてもあっさりとしているためか、麻辣醤を加えたことによる脂っぽさがあっても、しつこくないものに。鶏飯にピリ辛の風味が加わるので、いいアレンジだと思います。来年も食べに行くから(ニヤニヤ)!

試合は鹿児島の気合いの入り方が桁違いだったのですけど、相当なプレッシャーを感じていたのか、思うような動きが取れていないようにも見え、岐阜はそこを突いて相手陣地を攻めるという流れになりました。傍から見たら、一進一退の攻防というところでしょうか。
実は、岐阜は先制していたと思えるシーンがありました。後半16(61)分、田中順也選手のコーナーキックを藤谷匠選手がヘディングでドンピシャに合わせたものだったのですが、藤岡浩介選手がオフサイドを取られたというふうになりノーゴールに。岐阜の選手達が猛抗議をするも受け入れられない時点で、相手側の地の利が生きてしまった格好になったとも取れ、非常に悔しいシーンではありました。
その後も一進一退になっていた中の最終盤に、岐阜の守備を破った中で放たれたクロスを、ロメロフランク選手がヘディングで合わせたのが入ってしまいました。
そのまま試合は進み、1-0で敗戦。「10.30」の時とほぼ同じく、外国人選手が決勝点を決めた、命運を分ける試合になりました。岐阜に対しては、ダブルを狙う以外に大きな動きはない試合でしたけど、鹿児島にとってはJ2昇格の掛かった大事な試合を地の利と気迫で乗り切り、何とか首の皮一枚で昇格レースに生き残ったのです。
この試合の結果を受けて、同時開始になった他チームの結果を合わせたうえでの順位表をば。左から順位・チーム名・勝ち点・得失点差となります。
1位 いわき(75) +49 ☆
2位 藤 枝(66) +29
=== 自 動 昇 格 ラ イ ン ===
3位 鹿児島(63) +14
4位 松 本(63) +12
2位の藤枝は福島ユナイテッドFCとホームで戦い、3-1で勝利。福島に押される中での試合だったそうですけど、藤枝は今までの経験値で乗り切った格好ですね。
一方で3位だった松本山雅はテゲバジャーロ宮崎とアウェイで戦い、4-1の大逆転負けを喫しています。先制点を取ったのは松本山雅だったのですが、その後宮崎の怒涛のゴールラッシュを浴び、轟沈。
5位の今治はAC長野パルセイロとホームで戦い、3-3の引き分けに。今治が先制したものの、山本大貴選手のハットトリックで意地の引き分けに。山本選手、前半30分で2回点を入れている格好になっていますが、キックオフ(センターサークルからの再開)直後に相手キーパーを抜いてのもののようで。実質1分くらいの間隔で点を入れられている今治・・・。
この結果に伴い、鹿児島が3位に躍り出て、松本山雅が4位に転落。引き分けた今治は昇格レースから脱落となりました。とはいえ、3位の鹿児島も4位の松本山雅も、2位の藤枝との得失点差が15点以上開いているため、次の試合にどちらが勝っても、藤枝の大量失点などの大逆転劇が起こらない限り、藤枝のJ2昇格が決定的となりました。全ては最終節になりますけど、9分9厘決定と見ていいでしょう。
これにより、静岡県のJリーグチームにJ1所属がいなくなっただけでなく、J2所属が3チームとなる『異常事態』となりました。この事態にネット界隈では、静岡県にあるローカルチェーンの飲食店さわやかにちなみ、『さわやか3組』などと呼ばれることとなりました。ワイは教育テレビでやってた同名の番組を思い浮かべたな(ニヤニヤ)。
そんな上位戦線を指をくわえて見ていた岐阜は、全てを賭けてギラヴァンツ北九州戦を迎えます。この日の試合内容は悪くなかったものの、この逆境下でも勝てなければ意味がない。それができないということは、まだまだ未熟だし、上位戦線に行けても昨年・一昨年のように生き残れないわけですよ・・・。だからこそ、ダブルを取られるピンチを抑え、最終戦になるこの試合を笑って終えたいと思います。

