開幕はほぼ同じなのに、閉幕は1ヶ月近く早いので、今年はオフシーズンも早い。年末前なのに、もう来年のような雰囲気を漂わせています。まだトライアウトも行われていないはずなのに・・・。
ということで、今年のJリーグの総括的な物と来年から参加するJリーグチームの一覧を見ながら、来年の展望をしていきましょう。ただし、まだ戦力が整っていない状況なので、あくまで今年の成績を見ながら、こんな感じじゃないのという推測と妄想ですが(ギャハ)。
まずは、2023年のJ1は、以下のようになります。順番は今年の順位順+J2昇格チーム上位順になります。
- 横浜・F・マリノス
- 川崎フロンターレ
- サンフレッチェ広島
- 鹿島アントラーズ
- セレッソ大阪
- FC東京
- 柏レイソル
- 名古屋グランパス
- 浦和レッズ
- 北海道コンサドーレ札幌
- サガン鳥栖
- 湘南ベルマーレ
- ヴィッセル神戸
- アビスパ福岡
- ガンバ大阪
- 京都サンガF.C.
- アルビレックス新潟
- 横浜FC
恐らく来年も横浜FM・川崎の一騎打ちになると思われます。そこに上位に就いた広島・鹿島がどこまで絡めるかというふうですね。下に沈んでいる鳥栖の動向も怖いところ。数年ペースで上位に上がったりする傾向があるので、歯車が噛み合えば、来年は怖いチームになると思います。その他ですと、C大阪・FC東京が注目でしょうか。
一方で来年残留争いに巻き込まれそうなのが、神戸でしょうね。今年は終盤でブーストが利いて切り抜けられましたが、構造的な問題は何一つ変わっていないと思われるので、来年もそれなりの覚悟を・・・となるかもしれません。
同様に福岡と京都もギリギリのライン。特に京都は最後まで残留争いを行っていたので、来年が正念場だと思います。「落ちひん」パワーがどこまで発揮できるか(ニヤニヤ)。あとはG大阪なんでしょうけど、いい選手が取れれば、切り抜けられるかな・・・と楽観視している現状。ただ、実際いい選手を獲るためにリストラ策をやってますけど、これが失敗すると、一気に残留争いに巻き込まれそうだなぁ。
J2からは、5年ぶりに復帰した新潟と1年での復帰を果たした横浜FCが台風の目になるかもしれませんね。特に新潟は後半戦を圧倒的な力でねじ伏せた感があるので、来年J1上位に就くチームも互角にやれる(下手したら叩ける)かもしれません。
お次は、2023年のJ2です。以下のようになります。順番は今年の順位順+J1降格チーム上位順+J3昇格チーム上位順になります。
- ファジアーノ岡山
- ロアッソ熊本
- 大分トリニータ
- モンテディオ山形
- ベガルタ仙台
- 徳島ヴォルティス
- 東京ヴェルディ
- ジェフユナイテッド千葉
- V・ファーレン長崎
- ブラウブリッツ秋田
- 水戸ホーリーホック
- ツエーゲン金沢
- FC町田ゼルビア
- レノファ山口FC
- 栃木SC
- ヴァンフォーレ甲府
- 大宮アルディージャ
- ザスパクサツ群馬
- 清水エスパルス
- ジュビロ磐田
- いわきFC
- 藤枝MYFC
J2は正直どこが優勝して、どこが昇格するのかよくわからないくらいにカオス。まずは、積極補強を行っている仙台が、今度こそ・・・と息巻く中、プレーオフに進んだ岡山・熊本も侮れない相手になると思われます。ただ、主力を抜かれているチームは、翌年(つまり来年)厳しくなるという状況を何度も見てきているので、現状主力を抜かれているいわきの動向が気掛かりです。ただし、いわきは、これまでの常識を覆しているチームであり、設備の整っているクラブハウス・フィジカル重視のトレーニングを知っている人なら、誘いが無くとも行きたいと思っている人が多いのではないかと。ゆえに、刈り取られても有望な若手がやって来る、まだまだ伸びるチームだと思っております。ゆえに、いわきも昇格候補とにらんでいます(ただ、自動昇格ではなくプレーオフになると思われる)。
そして、静岡県にJ2チームが3つ終結した点。通称「さわやか3組」の動向にも注目ですね。上手くいけば、清水の1年での復帰は叶うでしょうけど、1度目の降格の時とは状況が違うので、今回は苦しむかも・・・。
藤枝に関しては、今回はJ2の様子を窺う気持ちで挑むことになるかもしれません。まだまだ戦力差が大きいですね。ただ、攻撃ほぼ全振りのサッカーがハマれば、J2残留→定住も夢物語じゃないと思います。ゆえに、スカウティングされた後半戦の動向が大きなカギになると思います。
え、磐田はどうかって?後述します(ニヤニヤ)。
一方で残留争いは、カオスとはいえ、ある程度見えてしまっているのが怖い。常連になりつつある大宮と群馬が最有力になってしまいそう。ただ、群馬は戦力さえ整えば十分J2で戦えます。大槻毅組長(笑)の戦術が浸透すれば、上位に食い込むこともできると思うので、今年も我慢して力を蓄えてほしいです。大宮と違って、絶望的な状況じゃないから(汗)。
この残留争い、先述の2チームが最有力と言いましたけど、本命がいます。そう、磐田です。
磐田は外国人選手獲得を巡り、違反行為があったとしてFIFAから補強禁止の制裁を受けてしまい、監督もお辞めになってしまったので、マイナスの状態からスタートするハメになりました。ほぼ自前の選手で戦わないといけないので、J2の中でも群を抜いて低い中で戦うことになるかもしれません。下手をしたらボーナスステージと揶揄されるかも・・・。過去補強禁止という例は無いので何とも言えませんが、少なくともJ2を戦い抜くのは困難だと思います。真っ先に降格候補と言われてもおかしくないでしょう、残念ながら。
その他、残留争いに巻き込まれそうなのは、制度疲労が目立ち始めた水戸・金沢・秋田、ACL(アジアチャンピオンズリーグ)も行わないといけない甲府あたりですね・・・。
最後は、2023年のJ3です。以下のようになります。順番は今年の順位順+J2降格チーム上位順+J参入チーム上位順になります。
- 鹿児島ユナイテッドFC
- 松本山雅FC
- FC今治
- カターレ富山
- 愛媛FC
- AC長野パルセイロ
- テゲバジャーロ宮崎
- ヴァンラーレ八戸
- 福島ユナイテッドFC
- ガイナーレ鳥取
- ギラヴァンツ北九州
- FC岐阜
- アスルクラロ沼津
- Y.S.C.C.横浜
- カマタマーレ讃岐
- SC相模原
- いわてグルージャ盛岡
- FC琉球
- 奈良クラブ
- FC大阪
遂にJ3は定員の20に到達しました。そのことを踏まえ、まずは昇格レースになりますが、あと一歩のところで逃した鹿児島・松本山雅・今治・富山で決まりでしょう。そこに石﨑信弘さんを監督に迎えた八戸と新監督で挑む盛岡が絡めるかでしょうね。瞬発力なら福島も可能性がありますけど、どこまでその瞬発力が維持できるかがカギでしょう。何せ今年はいわきが強過ぎた。そしてJ2降格4チームがどこも上がれなかった(そのうち松本山雅以外は終盤の昇格レースにも絡めなかった)現状を考えると、J3は地獄です(泣)。
そして、新規参入の奈良とFC大阪も台風の目になるでしょう。毎シーズンJFLからの参入組は、初年度大暴れするという実績(十分なスカウティングができていない)があるため、もしかすると昇格は難しくとも、上位を十分に窺える実績を残すのではないかと思われます。あな恐ろしや・・・。
一方で、来年度から始まると思われる残留争いですが、Y.S.C.C.・讃岐は、いの一番に挙げられるでしょう。相模原・沼津は監督次第、鳥取・琉球は戦力次第になるでしょう。
あ、岐阜も戦力次第です(苦笑)。今年でこの体たらくですから、来年は残留争い必至でしょう。まだ銀河系集団にこだわるのなら、このチームはもうあきまへんし、若手主導にかじを切るなら、何とか残留かなと思います。いずれにしても昇格争いには加われないでしょう。個人的にはフロント総辞任でもしない限り無理とも考えています(このフロントよりいいフロントが来るのかと言われると、ぐうの音も出ないですが(苦笑))。
本来なら、JFLまで一気に語りたかったのですが、JFLは全国地域サッカーチャンピオンズリーグが絡むので、次回に回します。<この時間なら終わってるだろ!
・・・書くことがJリーグ以上に多くなるかもしれないんだよ。察しろ。

