まず、来年のJFLは以下のようになります。順番は今年の順位順(カッコ内は所属していた地域リーグ)+全国地域サッカーチャンピオンズリーグ優勝・準優勝チームになります。なお、★はJリーグ百年構想クラブ所持クラブになります。
- Honda FC(東海)
- ラインメール青森(東北)★
- FCマルヤス岡崎(東海)
- 東京武蔵野ユナイテッドFC(関東)
- ヴィアティン三重(東海)★
- ヴェルスパ大分(九州)★
- 鈴鹿ポイントゲッターズ(東海)
- ホンダロックSC(九州)※
- FC神楽しまね(中国)
- 高知ユナイテッドSC(四国)★
- FCティアモ枚方(関西)
- ソニー仙台FC(東北)
- クリアソン新宿(関東)★
- MIOびわこ滋賀(関西)
- ブリオベッカ浦安(関東)
- 沖縄SV(九州)★
※ホンダロックは親会社がミネベアミツミの完全子会社化になるため、チーム名の変更が行われる予定。
今年は奈良が強く、FC大阪も奮闘したため、Honda FCも相当苦戦したものと思われ。それでも3位に食い込む当たり、Jリーグの門番を最後まで果たそうと立派に戦ったのかなと。ゆえに、来年もHonda FCを軸に優勝争いとJ参入争いを繰り広げるのではないかと思われます。
その優勝争い、今年は企業チームが躍進した感が。一方で同じソニーがどうしちゃったのかと思うことになりましたけど、岡崎の躍進は来年の台風の目に繋がると思います。それを破れそうなのは、V大分と三重かなと。青森は隔年で発動する格好なので、来年が心配です(汗)。
で、最も動向がわからないのが鈴鹿。百年構想クラブの資格をはく奪され、三浦泰年GM兼監督のパワハラも発覚し、お先真っ暗な感が・・・。来年に百年構想クラブに戻れるか不透明になりましたからね。カズが残れば、ワンチャンあるかもしれませんけど・・・。
一方で残留争いは、新宿・滋賀・しまねと復帰してきた浦安、先述の状況次第では鈴鹿も巻き込まれるでしょう。浦安は戻って来ても、今の戦力じゃ歯が立つのかも心配。あとは沖縄も心配ですけど、スポンサーがいるので、何とかなるかなとも。
さて、今回行われた全国地域サッカーチャンピオンズリーグ、沖縄が劇的勝利で2位に、浦安が同じ関東リーグに所属する栃木シティFCとの激戦に勝ち、優勝しました。上手くいけば、関東リーグ2チームが『談合』の上で同時昇格も夢見れたんでしょうけど、試合時間の妙と組み合わせの妙で阻まれた格好になりましたねぇ。
しかし、FC刈谷は下手したらマイナスからのスタートだったのに、ここまで挽回したのはすごかったなぁ。残念ながら上がれなかったけど、来年の東海1部はカオスになりそうだ・・・。同じ刈谷のwyvern(ワイバーン)がFC岐阜SECONDと共に上がってくるのですけど、wyvernは無敗で1部に向かうんだよねぇ・・・。
それはさておき、このまますんなり終わるかというと、一つ気になることがありまして。それは、しまねの経営問題。7月に給与未払問題が発覚し、クラウドファンディングを行っても低調。さらに選手は給与未払いに加え、アルバイトに勤しみながらサッカーを続けなければならないという有様で、経営状況は全く改善されていないのではないかという状況に。12/6にクラブが出した改善策の結果(沙汰)が出るのですけど、甘々で行くなら、クラブ存続になるでしょうね・・・。ただ、ここで一喝されることになれば、状況次第ではしまねのクラブ解散にまで追い込まれることになるかもしれません。
個人的には、しまねが解散になるなら、隣県のガイナーレ鳥取のエリアにして、Jリーグ史上初の越境を認めてもいいんじゃないかと。元々商圏が小さく、放送局でも島根・鳥取と1県2波で行っている、政治の面でも参議院選挙では合区を組まれるところなので、妥当ではないかなと思います。ただ、前者に傾けば、相乗効果で鳥取の運営にプラスになるでしょうけど、後者に傾けば、非難轟々で鳥取の運営にピンチになりかねませんが・・・。
そうなると、3位になった栃木FCにも昇格のチャンスが巡ってくるため、まだわからないのよね・・・。先述の通り、甘々裁定になることが予想されるためしまねは、降格でもしない限り、解散なり何なりしないことでしょう。
来年はJリーグもJFLもかなりドラスティックなことになると思われます。Jリーグ・JFLの入れ替え戦が行われることになれば、久しぶりの展開(ただし入れ替え戦そのものは初)になり、双方の歴史に大きな跡を残すことになるでしょう。過去にFC町田ゼルビアがJFLに強制入れ替えとなりましたけど、その時よりも大きな跡になるでしょうね・・・。
来年のJリーグ・JFLに幸あらんことを。

