はい、わかりやすいです(棒読み)。
現在、J1が18・J2が22・J3が18のJリーグ。来年からは奈良クラブとFC大阪がJ3に参入するので、J1が18・J2が22・J3が20になるわけです。
そんなJリーグが来年から大きな転換を迎えることになりました。実際の大転換は2024年からなんですけど、来年にも大きな影響を受けるので、来年と記載した次第。
実は、2024年から、J1・J2・J3全てが20チームずつという枠組みに変更されます。というのも、Jリーグの掲げる理念、「60クラブが、それぞれの地域で輝く」・「トップ層が、ナショナル(グローバル)コンテンツとして輝く」に基づいて、J1の価値を高めたいというのが大きな意味合いのようです。
その過程で、J3のタイトルマークデザインも変わり、今までは黒の縁取りで中心部が『J3』となっていたものが、J1・J2と同じものになり、縁取りの色が青に変わります。これに伴い、縁取りの色でリーグのカテゴライズがわかるようになりました(J1は赤・J2は緑)。
さらに、ルヴァンカップ(Jリーグカップ)も見直しが計られ、J1・J2(J1は全18チーム、J2は2チーム)20チームの参加によるグループステージ→ノックアウト式決勝トーナメント(FIFAワールドカップと同じ)方式から、J1~J3による1回戦からのノックアウトトーナメント(天皇杯と同じ)方式に変更となります。組み合わせの仕方はわかりませんが、一番わかりやすく公平なのは、くじ引き方式になるのでしょうね。
さて、2024年からはJ1・J2・J3全てが20チームずつになるのですけれども、移行期間になる来年は、昇降格の仕組みも影響が出ます。
今まではJ2への降格およびJ1への昇格が2.5枠(0.5枠は参入プレーオフによるもの)になっていましたけど、来年はJ2の降格は1のみに対し、J1への昇格は3になります。これは2024年に20チームずつに調整するための配慮ということですね。J2で1位・2位になったチームはストレートイン、同じく3位~6位のチームで昇格プレーオフを戦い、その勝者がJ1昇格になります。恐らく過去に行っていたものと同じ(3位×5位と4位×6位の勝者による決定戦)方式になると思われます。
そして全てが20チームずつになった2024年からは、J2への降格およびJ1への昇格・J3への降格及びJ2への昇格がそれぞれ3になります。このうち、J1への昇格とJ2への昇格は上位2チームがストレートイン、3位~6位になったチームで昇格プレーオフを戦い、その勝者がJ1ないしはJ2に昇格となります。一方でJ2およびJ3への降格は、全て自動となります。この全て自動というのが痛いし怖いね。今までは、最下位ないしはブービーにさえならなければ、参入プレーオフでワンチャン(特にそれがあったJ1では)という甘い気持ちが芽生えたんでしょうけど、再来年以降はその気持ちで挑むと痛い目に遭いそうです。
と、ここまでは全てJリーグでのお話。まだJ3ではJFLとの入れ替え制度という仕様が決まっていません。こうなっているのも、JFL側で何も動きが出ていない(一番の理由は、FC神楽しまねの動向が継続審議になっている)からなんでしょうけど、早いこと決めないと、来年Jリーグ参入無しというふうにはできないでしょうし、Jリーグ側も急に入れ替えになりますでは、気持ちの整理も付きゃしない。一刻も早く決めて下さいね・・・。