2023年03月27日

ChatGTPがゲームマスターになる時代

人工知能チャットボットであるChatGTPが、昨今のトレンドになっております。その少し前からSiri・Alexa・Google アシスタントなどのような人工知能を使ったバーチャルアシスタントというのが出ていますけど、ChatGTPは、それより少し進んだものと言えるのかもしれません。
Siri・Alexa・Google アシスタントは、質問に答えたり、電気を付けるなどの簡単な機能に特化していますが、それらと大きく違うのは、人間のフィードバックによって、より強化・より精細に物事を答えることができるという点なのではないのでしょうか。たとえ、その情報が間違っていても、そこの部分をプログラムによって修正すれば、次回以降は正確・精細な回答ができるようになるというわけです。これを万人が、まるでWikipediaのように行うのですから、より精密なものになってくるでしょう。それこそコンマ何ミリの穴の誤差を直す技術のように。
またSiri・Alexa・Google アシスタントは、音声対話型なのに対し、ChatGTPはテキスト対話型になっています。さらに抽象的・感情的な答えも可能になっているので、先述のフィードバックが上手く進めば、まるで人間のような対話型ツールになるとも言えます。好みの女性や男性の姿で回答するなんて時代も来るやも・・・。これに音声も乗っかれば最強のツールになるでしょうね(実際、ChatGTPで答えさせるSiriも登場しているらしい)


そんなChatGTPを使って、マッチングバトルのできるブラウザゲームが登場したとのこと。「AIバトラー」と呼ばれるこのゲーム、マッチングした相手との勝敗をChatGTPが決めてくれるのですけれども、最大の特徴として能力を自由に入力できる欄が搭載されており、攻撃力・防御力・魔力・魔法防御力・素早さは100ある持ち点から振り分ける形になっているものの、お互いの勝敗が確定するようなもの以外であれば、自由に設定できるとのこと。
そして、ChatGTPが相手をマッチングしたら、ほぼすぐに勝敗が詳細に書かれてわかるというふうになっております。お互いの能力を瞬時に判断して、かつ勝敗に至るまでのストーリーをテキストに展開するというふうになっているのです。


今回紹介した使い方は、対戦格闘風なものですが、もしかすると昔流行ったテーブルトークRPG(TRPG)に応用できるのではないかと思います。
とにかく情報量が多く、雑多になりやすいTRPG。そんな中で、ゲームマスターと呼ばれる人達は、雑多で煩雑なルールを理解・整理し、かつ柔軟に対応することが求められ、それができないとゲームとして崩壊してしまいかねない危うさも持ち併せています。だから、その代わりをやらせようとしたのがコンピューターで、それが今日のRPGになっていくんですけど、このChatGTPが普及し、ゲームマスター対策が施されたものが開発されれば、同人で作ったTRPGが再び流行る(先祖返りの)可能性も十分にあります想像力を掻き立てるという部分では、昨今の若者達にもウケるんじゃないかな・・・と思いますが、いかに。


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Posted by alexey_calvanov at 23:54│Comments(0) ゲーム系 

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