2023年04月21日

【犯人は】ポートピアが先祖返りしてSteamに襲来【ヤス?】

1983年にPC(PC-6001など)で発売され、後にファミコンに移植され大ヒットを飛ばした「ポートピア連続殺人事件」21世紀に入ってからフィーチャーフォンのアプリゲームとして移植はされたものの、スマホでプレイすることは未だ叶わない状況です。
ところが、最近になって「ポートピア連続殺人事件」の英題にあたる「THE PORTOPIA SERIAL MURDER CASE」が商標出願されていたことが明らかになり、近々何かあるのだろうとは言われていました。すると、4/24に「SQUARE ENIX AI Tech Preview: THE PORTOPIA SERIAL MURDER CASE」としてSteamで配信されることが発表されました。しかも無料とのこと。何とも太っ腹。


この作品は、AI技術の一つである「自然言語処理(NLP)」を構成する「自然言語理解(NLU)」について体験できるものになっています。


ここで、PC版の「ポートピア連続殺人事件」とファミコン版とケータイ版の「ポートピア連続殺人事件」の違いについて話したいと思います。

PC版に関しては、キーボードを利用したコマンド入力式になっており、自由に文章を打ち込んで、相手から聞き込みをしたり、証拠品を押収したり、別の場所に移動したりなどができるようになっていました。ただ、当時の理解力が稚拙だったため、答えがわかっていても、適切な文章を打たないと先に進めないというもどかしさを抱えていました。ちなみに、この手の方法は、元々は「ミステリーハウス」などアメリカで生まれたアドベンチャーゲームがベースになっており、英語で展開される、ないしは日本語テキストでもコマンドが英語でないと受け付けない作品の場合、英語力がかなり試されたものになったと言われています。

対してファミコン版やケータイ版の場合、キーボードが備え付けられていない・容量の関係上などの理由により、コマンドで決めるものとなっておりました(PC版も、オリジナルから移植された作品では、よく打つ言葉はファンクションキーに割り振られる仕様に改良されている)テキストを入力する煩わしさや答えを打ち込めないもどかしさは消えるものの、いわゆるコマンド総当たりという弊害も生み出していました。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるの原理が生まれてしまったんですね・・・。


今回のSteam版は、先述のAI技術を生かすことで、PCの性能が向上したこともあって、より自然な展開が生み出せるようになり、表現上の揺らぎがあっても、正解にたどり着けるようになりました。自分の思ったことを思ったように表現することで、先に進めるようになるのは、結構斬新ですよ。これは音声による認識でも可能(ただしキーボードは必須)とのことなので、キーボードを打つのが苦手な人も楽しめるようになりました。


過去に四苦八苦してプレイした人も、リニューアルされた「ポートピア連続殺人事件」をプレイするいい機会になるかもしれませんね。果たして、この作品の犯人は<ヤスで決まり!


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Posted by alexey_calvanov at 22:54│Comments(0) ゲーム系 

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